たかの特撮ブログ

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ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

     2020年6月20日放送開始予定の『ウルトラマンZ(ゼット)』のPVが公開され、監督や主題歌などの情報が一部解禁となった。

    まずは変身アイテム
    「ウルトラゼットライザー」

    宇宙規模の混乱に対応するため、光の国で開発され、ウルトラマンゼットに託されたアイテム。
    変身者それぞれのウルトラアクセスカードをセットし、歴代ウルトラマンの力が宿ったウルトラメダルを3枚はめ込んでスキャンすることでメダルの力がウルトラマンゼットに宿る。

    今回も歴代ウルトラマンたちの力を借りて戦う形だ。近年のウルトラシリーズは力を借りてばかりだが、商品展開の都合も色々あるのだろう。仕方ない。

    「ウルトラアクセスカード」

    変身アイテム ウルトラゼットライザーを起動する認証キーの役割を持つカード。 カードには変身者の姿が刻まれている。ハルキは自身のカードを使ってウルトラマンゼットの各タイプに、朝倉リクは自身のカードを使ってジード ギャラクシーライジングに変身する

    「ウルトラメダル」 


    ウルトラゼットライザーと共に光の国で開発された歴代ウルトラマンの力を宿すアイテム。ハルキは腰に付けたゼットホルダーで携帯している。

    次にゼットの変化フォーム
    「ウルトラマンゼット アルファエッジ」


    宇宙拳法、秘伝の神業! 受け継がれてきた師弟の力・ゼロ、セブン、レオのウルトラメダルで変身。 師匠譲りの宇宙拳法で戦うスピードタイプ。 空手をメインとしたスピーディーなアクションを得意とする。 

    →目が若干細くなった?デザイン的にレオの要素があまり見られないが、そこは宇宙拳法の動きで見せてくれるのだろう。

    「ウルトラマンゼット ベータスマッシュ」


    真っ赤に燃える、勇気の力! 伝説を築いてきた兄弟たち・ウルトラマン、エース、タロウのウルトラメダルで変身。 パワフルかつ重厚な戦いを得意とするタイプ。 勇気あふれる大迫力のプロレス式バトルが特徴。

    →本当に仮面を付けたプロレスラーのようなフォームだな・・・という印象。動けばカッコよく見えるのだろう。豪快なプロレス技に期待。

    「ウルトラマンゼット ガンマフューチャー」


    変幻自在、神秘の光! 希望を描く新たなる光たち・ティガ、ダイナ、ガイアのウルトラメダルで変身。 不思議な力を駆使して戦う超能力タイプ。光線技も多彩。 魔法使いのようなトリッキーな戦い方を得意とする。

    →平成3部作が光線押しだったような使われ方だが、決してそんなことはない。ダイナのミラクルタイプ要素が強く出てしまっただけだと自分に言い聞かせておこう・・・。

    ウルトラマンゼットの声を担当するのは、畠中祐(はたなかたすく)。役者一家に育ち、昨年結婚を発表した。

    本人コメント
    「小さい頃の夢、七夕にも書いたのを覚えてます。「ウルトラマンになりたい」という夢でした。僕の小さい頃からのヒーローといえばウルトラマンで、戦う姿に、何度も何度も立ち上がる姿に沢山の勇気をもらって、テレビの前で声を枯らして応援してました。そんなウルトラマンに自分が携われるなんて、そして、ゼットの声をできるなんて、今でも夢なんじゃないかと思います。本当に光栄です。今回のウルトラマンはまだまだ未熟で若い。でも気持ちの熱さだけは負けません。等身大の気持ちを胸に、ハルキと一緒に、ウルトラマンとして成長していけたらと思います!全力でいきます!よろしくお願いします!!」

    なんと、このウルトラマンも登場!
    「ウルトラマンジード ギャラクシーライジング 」


    ジードは、悪のウルトラマン、ベリアルの遺伝子を持ちながら、その運命に立ち向かい正義の心で戦うウルトラマン。ウルトラゼットライザーとギンガ、エックス、オーブのメダルを託されたリクが、新たな姿となってゼットのいる地球へとやってくる。

    ということで、ゲスト出演は朝倉リク役/濱田龍臣!

    本人コメント
    「今回、ウルトラマンZのお話を頂いた時、4年連続でウルトラ作品に出演出来るということで、まさか4年連続も!という気持ちとともに、とても嬉しかったです!しかも今作リクはジードライザーではなく、ハルキと同じウルトラゼットライザーを使って変身するので、ジードの新しい姿、更に変身バンクも新しい物になっています!ゼロの弟子であるゼット、そしてそのゼットがいる世界に僕が演じる朝倉リク、そしてジードがどのように関わって行くのか、視聴者のみなさんに楽しみにしておいて欲しいと思っています! ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!」

    そして主題歌は…

    オープニング主題歌
    曲名:ご唱和ください 我の名を!  歌:遠藤正明
    作詞・作曲:遠藤正明
    編曲:宮崎京一(KEYTONE)、飯田涼太(KEYTONE)
    発売日:2020年7月15日
    アニメソングのスーパーユニットJAM Projectの一員としても活躍する遠藤正明が唄う。ゼットの決め台詞がそのまま曲名となっている。

    本人コメント
    「俺が子供の頃 テレビの前で 毎週ドキドキ ハラハラしながら 夢中で観ていたウルトラマン。いつも近所の公園で 友達と遊ぶ定番の遊びは ウルトラマンごっこ。今でも歌詞まで記憶し 歌えるウルトラマンの歌。俺は 諦めない事 信じる事 思いやる心。人生においての大切な事を ウルトラマンから教わった気がする。そんなウルトラマンシリーズの歌を ウルトラマンと共に少年時代を過ごして来た俺が 担当させてもらえる事は 本当に光栄な事で 運命さえ感じている。俺を育ててくれたウルトラマンに 今度は俺が恩返しをする番だと思っています。あの頃の俺の様に 毎週テレビの前で ドキドキ ハラハラしながら 応援する子供達と一緒に 歌で『ウルトラマンZ』を熱く応援し 盛り上げて行きたいと思います!」

    →今回も元気で熱い曲になりそうだ。期待度はかなり高い。

    エンディング楽曲
    曲名:Connect the Truth  歌:玉置成実
    作詞・作曲・編曲:尾澤拓実
    発売日:2020年7月15日
    『機動戦士ガンダムSEED』などの主題歌で有名な玉置成実が唄う。

    本人コメント
    「今回歴史のあるウルトラマン作品『ウルトラマンZ』に、エンディングテーマで参加させて頂ける事、とても光栄に思っています。本編を見終わった後、この楽曲を聞いて次週も楽しみにして頂けると嬉しいです。パワフルでダンサブルな楽曲に仕上がっていますので、楽しみにしていてください!!」

    →「ダンサブル」というからにはきっとノリのいい曲なのだろう。EDで物語の余韻に浸らせないつもりか。こちらも楽しみである。

    メイン監督は田口清隆監督!

    本人コメント
    「今回はメイン監督と同時にシリーズ構成も担当させていただいています。企画段階から参加して、地盤から枝葉まで、自分の思う「こうあるべき」「これやったら面白くない?」を片っ端からブチ込みました。最初からもう最終章のお話を作って、逆算でシリーズ構成もしました。クライマックスに向けた様々な仕掛けもお楽しみに!現実でも様々な苦難が続いてる昨今ですが、本当に元気になれる、元気をもらえる、「明るく楽しいウルトラマン」を何より1番のテーマと掲げてスタッフ・キャスト一同、精魂込めて製作中です。『ウルトラマンZ』、どうぞご唱和ください!」

    →『エックス』『オーブ』以来のメイン監督復帰。やはり近年のウルトラシリーズはこの人抜きには語れない。田口監督なら面白く、且つカッコいい仕上がりにしてくれるに違いない。シリーズ構成も担当ということで、最終章での伏線回収や「あっ」と言わせる展開がありそうだ。期待度MAX。

    PVを観てみると…

    なんとセブンガー!?『ウルトラマンレオ』第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」でジャックが届けた「怪獣ボール」の正体である。1分しか戦えない設定だったと思うが、大丈夫だろうか。今回は防衛隊がロボットを扱うということで、セブンガーに乗り込んで戦ったりもするようだ。

    また、逃げる群衆のシーンでは調布駅前のビル街が映っていた。筆者はちょうど撮影時に居合わせ目撃したのだ。2020年1月20日のことだった。ビルの上を見ながら逃げるエキストラだったので、もしやと思ったが、やはりウルトラマンの撮影だったのか。

    [参考]
    ウルトラマンZ/劇場版ウルトラマンタイガ/ウルクロ公式Twitter(@ultraman_series)
    https://www.youtube.com/watch?v=RSoun-NIEA0


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    ===帰ってきたウルトラマンクレジットメモ===


     

    『帰ってきたウルトラマン』

     

    ◆第1話「怪獣総進撃」ヘドロ怪獣ザザーン、凶暴怪獣アーストロン、オイル怪獣タッコング登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三


    ※ウルトラマンの声を演じているのは国分という役者。

    ※アーストロンもタッコングも遠矢孝信が演じた。

     

    ◆第2話「タッコング大逆襲」オイル怪獣タッコング登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三

    ※『ゴジラ』シリーズで有名な本多監督はこの後、『ミラーマン』や東宝製作の『流星人間ゾーン』も手掛けている。

    ※遠矢孝信はミニチュアの勝鬨橋に座り、「コラー」と怒られた。

     

    ◆第3話「恐怖の怪獣魔境」岩石怪獣サドラ、地底怪獣デットン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


    ※デットンに入っていたのは菊池氏主催のアクションチームJFAの國麿氏。

    ※デットンの着ぐるみは、アトラク用に改造されたテレスドンの流用。

    ※サドラの出現シーンだけは、中に助監督・東條昭平が入っている。

     

    ◆第4話「必殺!流星キック」古代怪獣キングザウルス三世登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


    ※郷は平井峠で特訓した。

     

    ◆第5話「二大怪獣東京を襲撃」地底怪獣グドン、古代怪獣ツインテール登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:藤田進(岸田長官)、佐原健二(佐川参謀)


    ※ツインテールには日大芸術学部の森平君という菊池氏の後輩が入っている。


     

    ◆第6話「決戦!怪獣対マット」地底怪獣グドン、古代怪獣ツインテール登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:藤田進(岸田長官)、佐原健二(佐川参謀)


     

    ◆第7話「怪獣レインボー作戦」透明怪獣ゴルバゴス登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三

    ゲスト:高野浩幸(次郎の友達のひとり)


     

    ◆第8話「怪獣時限爆弾」爆弾怪獣ゴーストロン登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光


    ※ゴーストロンはアーストロンを改造したもの。

     

    ◆第9話「怪獣島SOS」古代怪獣ダンガー登場

    監督:本多猪四郎  脚本:伊上勝


    ※島の位置、実際にはミクロネシアのモーキル島がある。

     

    ◆第10話「恐竜爆破指令」化石怪獣ステゴン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


     

    ◆第11話「毒ガス怪獣出現」毒ガス怪獣モグネズン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:金城哲夫

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)


    ※この放映の2年後(昭和48年)、終戦間際の毒ガス製造判明を受け全国調査が行われた。

    ※横転するとき、ウルトラマンの股間が燃えている。

     

    ◆第12話「怪獣シュガロンの復讐」音波怪獣シュガロン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:上原正三

    ゲスト:久万理由香(静香)


    ※久万理由香の姉は真理アンヌ。

    ※シュガロンはダンガーを改造したもの。

     

    ◆第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」津波怪獣シーモンス、竜巻怪獣シーゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:小林昭二(マグロ漁船海神丸・高村船長)、新村礼子(高村の娘・陽子)、向井淳一郎(自衛隊指揮)、幸田宗丸(保険会社調査員・木島)、きくち英一(船頭)


    ※シーゴラスを遠矢孝信が、シーモンスを森平君が演じている。遠矢孝信はシーモンスにも入っている。

     

    ◆第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」津波怪獣シーモンス、竜巻怪獣シーゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三


    ※二大怪獣の歌は小林昭二が自分で作曲した。

    ※夫婦怪獣では、日活の『大巨獣ガッパ』(1967)が有名。


     

    ◆第15話「怪獣少年の復讐」吸電怪獣エレドータス登場

    監督:山際永三  脚本:田口成光

    ゲスト:高野浩幸(史郎)


     

    ◆第16話「大怪鳥テロチルスの謎」始祖怪鳥テロチルス登場

    監督:山際永三  脚本:上原正三

    ゲスト:石橋正次(松本三郎)


    ※石橋正次は『飛び出せ青春』『アイアンキング』で有名。歌も出し『夜明けの停車場』がヒットした。

     

    ◆第17話「怪鳥テロチルス東京大空爆」始祖怪鳥テロチルス登場

    監督:山際永三  脚本:上原正三


     

    ◆第18話「ウルトラセブン参上!」宇宙大怪獣ベムスター登場

    監督:鍛冶昇  脚本:市川森一

    ゲスト:南廣(梶キャプテン)、立花房子(梶の妻)


    ※宇宙ステーションには『80』でイトウ順吉チーフを演じた大門正明がいる。

    ※郷が休んでいた喫茶店のカウンターに『エース』の今野隊員が。

    ※航空機事故の緊急特番でオンエアが1週間延びた。

    ※セブンに入っていたのはJFAの望月君。

     

    ◆第19話「宇宙から来た透明大怪獣」忍者怪獣サータン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:上原正三


    ※サータンは体重1万5千tと思われる。

    ※インコの名前はザロン。

    ※バッターボックスには長嶋。みんなは怪獣サータンがいるのに気付かない。

     

    ◆第20話「怪獣は宇宙の流れ星」磁力怪獣マグネドン登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)


    ※ダム決壊を止めるところで、ウルトラマンのカラータイマーが一瞬赤になる。

     

    ◆第21話「怪獣チャンネル」電波怪獣ビーコン登場

    監督:筧正典  脚本:市川森一


    ※訓練機と旅客機の衝突シーンは『セブン』「北へ還れ!」の流用。

    ※オシャレな郷の部屋:応接セット、机にウイスキー、壁に洋画。

     

    ◆第22話「この怪獣は俺が殺る」プラスチック怪獣ゴキネズラ登場

    監督:山際永三  脚本:市川森一

    ゲスト:三谷昇(ピエロのサンドイッチマン)



    ◆第23話「暗黒怪獣星を吐け!」カニ座怪獣ザニカ、暗黒怪獣バキューモン登場

    監督:山際永三  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:天本英世(天文研究所所長)


    ※町中にチンドン屋がいた。丘はミニスカ姿でアパートを訪問。

     

    ◆第24話「戦慄!マンション怪獣」マンション怪獣キングストロン、宇宙小怪獣クプクプ登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:大村千吉(管理人)


    ※明夫の母、スカーフ&ミニスカートで出掛け、パンタロンで帰ってくる。

    ※明夫の家は両親が共働き。

    ※菊池英一はこの回でウルトラマンとして初めてトランポリンを使用した。

     

    ◆第25話「ふるさと地球を去る」隕石怪獣ザゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:市川森一


    ※「じゃみっこ」は実際に秋田弁にあり、「全く育たない稚魚」のことを言う。

    ※分譲マンション価格は1500万円。

     

    ◆第26話「怪奇!殺人甲虫事件」昆虫怪獣ノコギリン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


     

    ◆第27話「この一発で地獄へ行け!」八つ切り怪獣グロンケン登場

    監督:筧正典  脚本:市川森一

    ゲスト:沢村忠(沢村)


    ※屋台ラーメン、一杯120円。

    ※ジムの中の書「攻撃は最大の防御」。

    ※この回からウルトラマンの手袋にあった赤いラインがなくなる。

    ※ノコギリンの手のノコギリは、助監督が手で回していた。

     

    ◆第28話「ウルトラ特攻大作戦」台風怪獣バリケーン登場

    監督:山際永三  脚本:実相寺昭雄

    ゲスト:天草四郎(刑事)、池田忠夫(村長)、吉原正皓(漁師)


    ※ウルトラマンがブレスレットを右腕にしているシーンがあるが、これはフィルム裏焼きのため。

    ※ウルトラマンの飛び人形にはブレスレットがない。

     

    ◆第29話「次郎くん怪獣に乗る」やどかり怪獣ヤドカリン登場

    監督:山際永三  脚本:田口成光

    ゲスト:坂本新兵(よし子の父)


    ※坂本新兵は伝説の子ども番組「ピンポンパン」に出演、「シンペイちゃん」の愛称で親しまれた。

    ※ヤドカリンの背中の宇宙ステーションはこの後、『仮面ライダー』の特写に使われた。

     

    ◆第30話「呪いの骨神オクスター」水牛怪獣オクスター登場

    監督:真船禎  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:大泉滉(エセ民俗学者・前田)、巌金四郎(松山老人)


    ※大泉滉は『ウルトラQ』にも。『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』では2回ずつ出演している。

     

    ◆第31話「悪魔と天使の間に…」囮怪獣プルーマ、宇宙怪人ゼラン星人登場

    監督:真船禎  脚本:市川森一


    ※この回を観た女子高生が、感激したという投書を朝日新聞に投稿した。

     

    ◆第32話「落日の決闘」変幻怪獣キングマイマイ登場

    監督:大木淳  脚本:千束北男

    ゲスト:松原和仁(野原太郎)、谷村昌彦(野原作太)、浜村純(町田駐在)


    ※浜村純は『怪奇大作戦』第7話で鬼島竹彦を演じた。

    ※ロケ地は秩父。

    ※キングマイマイの糸はセメダインを伸ばして綿飴状にしたもの。

     

    ◆第33話「怪獣使いと少年」巨大魚怪獣ムルチ、宇宙調査員メイツ星人登場

    監督:東條昭平  脚本:上原正三

    ゲスト:梅津栄(メイツ星人に暴行する群衆のひとり)


    ※商店街には小田急線の祖師谷商店街が使われている。

    ※視聴率は24.0%。アクションをワンカットで撮った特撮監督は大木淳。

     

    ◆第34話「許されざるいのち」合成怪獣レオゴン登場

    監督:山際永三  原案:小林晋一郎  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:清水幹生(水野一郎)


    ※ストーリー原案と怪獣デザインを書いた小林晋一郎は当時高校生。

    ※伝説のユニット・PYGによる挿入歌『花・太陽・雨』が回想シーンで使われている。

    ※ウルトラマンのカラータイマーが赤になるが、点滅しない。

     

    ◆第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」光怪獣プリズ魔登場

    監督:山際永三  脚本:朱川審

    ゲスト:エフ・ボガート(助けられた外人)


    ※キラキラしたものは雲母。

     

    ◆第36話「夜を蹴ちらせ」吸血宇宙人ドラキュラス登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:高田稔(鈴村四郎)、戸部夕子(鈴村みどり)、野村明司(神田刑事)


     

    ◆第37話「ウルトラマン夕陽に死す」用心棒怪獣ブラックキング、暗殺宇宙人ナックル登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:成瀬昌彦(ナックル星人)


    ※ナックル星人には遠矢孝信が、ブラックキングにはJFAの有川君が入っている。

     

    ◆第38話「ウルトラの星光る時」用心棒怪獣ブラックキング、暗殺宇宙人ナックル登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:黒部進(ハヤタ)、森次浩司(ダン)、岩崎和子(村野ルミ子)



    ◆第39話「冬の怪奇シリーズ 20世紀の雪男」雪男星人バルダック星人登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光

    ゲスト:梶三和子(片岡洋子)、和田周(津村秀男)


    ※1972年の1月7日に放映された新春第一弾。

    ※村野家の机には山積みのミカン。

     

    ◆第40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」雪女怪獣スノーゴン、冷凍怪人ブラック星人登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:岩崎和子(村野ルミ子)


    ※ウルトラマンのブレスレットが右腕に。これもフィルム裏焼きのため。

    ※ウルトラマンがバラバラになるシーンでは、古いスーツをちぎったものを使っている。

     

    ◆第41話「バルタン星人Jrの復讐」宇宙忍者バルタン星人Jr、ロボット怪獣ビルガモ登場

    監督:佐伯孚治  脚本:長坂秀佳

    ゲスト:斎藤信也(ススム少年)


    ※このバルタンはウルトラファイトで使ったものの改造。

    ※ウルトラマンの足が燃える。

     

    ◆第42話「富士に立つ怪獣」蜃気楼怪獣パラゴン、宇宙怪人ストラ星人登場

    監督:佐伯孚治  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:柳谷寛(駐在)


    ※柳谷寛はこの後『80』42話の大谷町の老人と『ダイナ』9話のふるべ村の乙吉老人を演じている。

    ※パラゴンには2人で入る。前が有川君、後が遠矢氏。

     

    ◆第43話「魔神月に咆える」魔神怪獣コダイゴン、発砲怪人グロテス星人登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:本山可久子(伊吹葉子)、加地健太郎(グロテス星人・人間態)


    ※コダイゴンの刀はバルサで出来ていた。

    ※特撮の現場では打ち合わせ不足が原因で誤爆があり、菊池氏が怒った。

     

    ◆第44話「星空に愛をこめて」燐光怪獣グラナダス、宇宙牛人ケンタウルス星人登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光


     

    ◆第45話「郷秀樹を暗殺せよ!」電磁波怪人メシエ星雲人、鼠怪獣ロボネズ登場

    監督:鍛冶昇  脚本:斎藤正夫

    ゲスト:川崎純子(白鳥エリカ)、高野浩幸(次郎の友人・三平)


    ※メシエ星雲人には高山君という新人が入っている。

     

    ◆第46話「この一撃に怒りをこめて」ブーメラン怪獣レッドキラー、宇宙参謀ズール星人登場

    監督:鍛冶昇  脚本:田口成光

    ゲスト:多々良純(紙芝居屋・ズール星人)


    ※予告のナレーションが名古屋章ではなくなっている。

     

    ◆第47話「狙われた女」人魂怪獣フェミゴン登場

    監督:佐伯孚治  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:葦原邦子(丘の母)


    ※葦原邦子は戦前は宝塚のトップスターだった。ケンちゃんシリーズの母親役で有名。

    ※ウルトラマンのカラータイマーの光が一瞬消える。目の光も一瞬消える。

     

    ◆第48話「地球頂きます!」なまけ怪獣ヤメタランス、宇宙怪人ササヒラー登場

    監督:佐伯孚治  脚本:小山内美江子

    ゲスト:不破万作(泥棒)


    ※顔の斑点は助監督がサインペンで書いた。

     

    ◆第49話「宇宙戦士その名はMAT」銀河星人ミステラー星人(善・悪)

    監督:松林宗恵  脚本:伊上勝

    ゲスト:岩崎和子(村野ルミ子)、村上不二夫(ミステラー星人・善)


    ※松林宗恵は東宝で戦記ものなどを撮っていた巨匠。

     

    ◆第50話「地獄からの誘い」原始地底人キング・ボックル登場

    監督:松林宗恵  脚本:斎藤正夫

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)、八木孝子(小泉チドリ)


    ※アイヌの伝説の妖精・コロボックルと関係ありか。

    ※ウルトラマンの声は村越さんという声優が演じている。

     

    ◆第51話「ウルトラ5つの誓い」宇宙恐竜ゼットン二代目、触覚宇宙人バット星人登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三


    ※最高視聴率29.5%をマーク。

    ※菊池英一がMATの通信隊員役を演じている。

    ※結婚式の夢のシーンで、伊吹に耳打ちする男を遠矢孝信が演じている。

    ※バット星人に入っているのは斎藤君。遠矢氏が「もう少しうまく動けないか」と言うと落ち込んでしまった。

    ※ウルトラマンを投げ飛ばす時、遠矢氏はぎっくり腰になってしまい、打ち上げに行けなかった。

    ※ウルトラハリケーンのとき、ゼットンの影がホリゾントに移っている。

     

    【総括】

     

    ☆あれこれ

    ※マットビハイクルは「コスモスポーツ」

    ※ウルトラマンのスーツは1カ月に1回のペースで新調していた。

    ※光学撮影の中野稔の息子は日大の芸術学部の出身。卒論テーマは「ヌイグルミスター研究」。

    ※菊池英一の一番好きな怪獣はツインテール。

    cf.)『帰ってきたウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6315068.html

    [参考]
    DVD『帰ってきたウルトラマン』©1971円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/帰ってきたウルトラマン

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    ===ウルトラセブンクレジットメモ===


     

    『ウルトラセブン』

     

     

    ◆第1話「姿なき挑戦者」宇宙狩人クール星人、カプセル怪獣ウインダム登場

    監督:円谷一  脚本:金城哲夫

    ゲスト:藤田進(ヤマオカ長官)、平田昭彦(ヤナガワ参謀)、宮川洋一(マナベ参謀)、

    佐原健二(タケナカ参謀)、フランツ・グルーベル(ボガード参謀)、加藤茂雄(神奈川県警巡査)


    ※準備稿ではセブンはウルトラマン・ジュニアと呼ばれる。また、カプセル怪獣はミクラスが登場する。

    ※よく登場する通信員は勝部義夫。

     

    ◆第2話「緑の恐怖」生物Xワイアール星人登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:金城哲夫

    ゲスト:松本朝夫(石黒達男隊員)、中真千子(石黒美津子)、大村千吉(最初の犠牲者:酔っ払いの会社員)

        森今日子(お手伝い・シズ)、鈴木和夫(郵便配達人)


    ※夫が宇宙人とすり替わる設定→ジョニー・デップ主演映画『ノイズ』(1999)に受け継がれている。

    ※ジョン・ウィンダムのSF小説『怪奇植物トリフィドの侵略』がモチーフか。

     

    ◆第3話「湖の秘密」宇宙怪獣エレキング、変身怪人ピット星人登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:金城哲夫  準備稿タイトル:「美しき侵略者」

    ゲスト:高橋礼子(ピット星人)、釣り人(金井大)


    ※ゴムボートのマーキングがTDF-UGとするところを、ミスでPDF-UGとなってしまっている。

    ※準備稿では美少女はマーガレット星人となっている。また、カプセル怪獣はレッドキングが登場する。

     

    ◆第4話「マックス号応答せよ」反重力宇宙人ゴドラ星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:山田正弘、金城哲夫  準備稿タイトル:「豪華船蒸発」→「地球壊滅計画」

    ゲスト:上西弘次(マックス号船長)、幸田宗丸(マックス号艦長)、水上竜子(紅白の美女)


    ※「豪華船蒸発」の稿では英の新造観測船トロイア号が宇宙に運ばれ、宇宙ステーションとの衝突が企図される。

     

    ◆第5話「消された時間」宇宙蝦人間ヴィラ星人登場

    監督:円谷一  脚本:菅野昭彦

    ゲスト:藤田進(ヤマオカ長官)、宮川洋一(マナベ参謀)、山本耕一(ユシマ博士)、緒方燐作(SST機長)

        加藤茂雄(TDFレーダー要員)、丸山謙一郎(TDFレーダー要員)


     

    ◆第6話「ダーク・ゾーン」放浪宇宙人ペガッサ星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:若槻文三  準備稿タイトル:「宇宙空間都市」

    ゲスト:上西弘次(通信員)


     

    ◆第7話「宇宙囚人303」火炎宇宙人キュラソ星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:金城哲夫

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、キャシー・ホーラン(客)、西条康彦(ガソリンスタンド店員)

        山中紘(水野隊員)、伊藤実(ハンター木村)


    ※準備稿ではセブンとキュラソ星人が一号の中で戦うシーンがあるが、完成作ではカットされた。

    ※ニュース放送のアナウンサーは「安東さん」。

     

    ◆第8話「狙われた街」幻覚宇宙人メトロン星人登場

    監督:実相寺昭雄  脚本:金城哲夫

    ゲスト:岡本四朗(ライフル魔)、穂積隆信(尋問する刑事・吉村)、富田正明(友里ヒロシ)

        伊藤久哉(化学班・金田隊員)


    ※穂積隆信は「積木くずし」の原作者。

    ※準備稿の旅客機爆発シーンが完成作では暴走タクシーに変更。エンディング・ナレーションは台本にはない。

    ※アンヌの叔父の住所は北川町245-3。

     

    ◆第9話「アンドロイド0指令」頭脳宇宙人チブル星人、アンドロイド少女ゼロワン登場

    監督:満田かずほ  脚本:上原正三

    ゲスト:小林多岐子(ゼロワン)、植村謙二郎(おもちゃじいさん・チブル星人)


     

    ◆第10話「怪しい隣人」異次元宇宙人イカルス星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:若槻文三

    ゲスト:煙中島洋(水野アキラ)、百合かほる(リツ子)、山本廉(イカルス星人)、


    ※ヒッチコックの名作『裏窓』(1954)がモチーフか。

     

    ◆第11話「魔の山へ飛べ」宇宙竜ナース、宇宙野人ワイルド星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:金城哲夫

    ゲスト:鈴木和夫(警察官)


    ※この頃、アンヌは干されている。

    ※ワイルド星人の声は丸山詠二。

    ※人質交換時、キリヤマの手にはペガッサ星人が所有していた銃器が。

     

    ◆第13話「V3から来た男」宇宙鳥人アイロス星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:市川森一

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、南廣(クラタ隊長)


    ※準備稿では怪獣アイスキュロスが、決定稿では3体の等身大アイロス星人が登場、うち一体が巨大化。

     

    ◆第14、15話「ウルトラ警備隊西へ(前・後)」策略宇宙人ペダン星人、宇宙ロボットキングジョー登場

    監督:満田かずほ  脚本:金城哲夫  準備稿タイトル:「U警備隊西へ」

    ゲスト:リンダ・ハーディスティー(ドロシー・アンダーソン)、土屋嘉男(土田博士)

    テリー・ファンソワーズ(マーヴィン・ウェッブ)


    ※ウェッブの声は山田康雄。

    ※アンヌ、現場復帰。

    ※準備稿ではキリヤマがセブンに新兵器の弾丸を渡し、セブンがビームランプに装着してキングジョーを倒す。

     

    ◆第16話「闇に光る目」岩石宇宙人アンノン登場

    監督:鈴木俊継  脚本:藤川桂介

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、稲吉千春(ヒロシ)、堤康久(地獄山派出所駐在)、岩本弘司(吉田通信員)


     

    ◆第17話「地底GO!GO!GO!」地底ロボットユートム登場

    監督:円谷一  脚本:上原正三


     

    ◆第18話「空間X脱出」宇宙蜘蛛グモンガ、音波怪人ベル星人登場

    監督:円谷一  脚本:金城哲夫

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)


    ※訓練機フライングダイバーは米軍のC47輸送機を流用したもの。

     

    ◆第19話「プロジェクト・ブルー」宇宙帝王バド星人登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:南川龍

    ゲスト:佐原健二(タケナカ参謀)、野村明司(宮部博士)、リンダ・マルソン(グレイス)


    ※グレイスの声は『みなしごハッチ』などの栗葉子。

    ※鏡の中に入るシーンに水を利用→ジャン・コクトー監督『オルフェ』(1949)がモチーフか。

     

    ◆第20話「地震源Xを倒せ」核怪獣ギラドラス、暗黒星人シャプレー星人登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:若槻文三  準備稿タイトル:「恐怖の大洞窟」

    ゲスト:吉田義夫(岩村博士)、松平有加(ドライバー・ミツコ)、若山真樹(レイコ)

        北原隆(榊助手)


    ※吉田義夫は『悪魔くん』のメフィスト役で有名。

     

    ◆第21話「海底基地を追え」海底宇宙人ミミー星人、軍艦ロボットアイアンロックス登場

    監督:鈴木俊継  脚本:赤井鬼介

    ゲスト:柳谷寛(船長・川田)


    ※一峰大二の漫画『ウルトラマン』にはヤマトンという戦艦型の怪獣が登場する。

    ※準備稿ではアイアンは巨大ロボット。また、ミミー星人(身長80センチ)がTDFを爆破しようとする。

     

    ◆第22話「人間牧場」宇宙怪人ブラコ星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:山浦弘靖

    ゲスト:佐原健二(タケナカ参謀)、島つかさ(石山ルリ子)、岡部正(北村医師)


    ※小松左京の『復活の日』やマイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』などのSF小説がモチーフか。

    ※準備稿ではブラコではなくコブラ星人。

     

    ◆第23話「明日を捜せ」宇宙ゲリラシャドー星人、猛毒怪獣ガブラ登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:南川龍、上原正三  準備稿タイトル:「明日を捜せ!」

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、木田三千雄(占い師・安井)、上田耕一(シャドー星人)


    ※富士見ヶ原は三重県。

     

    ◆第24話「北へ還れ!」オーロラ怪人カナン星人、カプセル怪獣ウインダム

    監督:満田かずほ  脚本:市川森一  準備稿タイトル:「自爆命令」

    ゲスト:市川春代(フルハシの母)、山口奈々(フルハシの妹・マナ)、佐原健二(タケナカ参謀)


    ※市川春代は「ハル坊」と呼ばれた戦前の名女優。『若い人』『海を渡る祭礼』など。

    ※カナン星人は計画遂行のため、三号の自爆タイマーを少しずつ遅らせていた。

    ※準備稿ではフルハシは盟友の仇を討つため、自ら北極行きを志願する。

    ※フルハシの母が観戦していた相撲は柏戸戦。

     

    ◆第25話「零下140度の対決」ミニ宇宙人ポール星人、凍結怪獣ガンダー登場

    監督:満田かずほ  脚本:金城哲夫

    ゲスト:藤田進(ヤマオカ長官)、幸田宗丸(荒木医師)


    ※ポール星人の声は、クール星人の声などを担当した矢田耕司の声を早回ししたもの。

     

    ◆第26話「超兵器R1号」再生怪獣ギエロン星獣登場

    監督:鈴木俊継  脚本:若槻文三

    ゲスト:佐原健二(タケナカ参謀)、向井淳一郎(瀬川博士)、田村奈己(前野律子博士)


    ※準備稿では女科学者の名前はクレア。

     

    ◆第27話「サイボーグ作戦」甲冑星人ボーグ星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:藤川桂介  準備稿タイトル:「半人間」

    ゲスト:広瀬明(野川由紀夫隊員)、宮内恵子(水木早苗)、木之内ゆみ(ボーグ星人)


    ※相模湖・朝日沼に架かる勝瀬橋、現在は閉鎖され、通行不能。

    ※基地内では午前6時に勤務交代が行われ、隊員で一杯になることが判明。


     

    ◆第28話「700キロを突っ走れ!」侵略宇宙人キル星人、戦車怪獣恐竜戦車登場

    監督:満田かずほ  脚本:上原正三

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、三上左京(実験場主任)


    ※いすゞ主催のレース。ダン&アマギ搭乗車:いすゞベレット1600GT。ジープもいすゞのステンレス製。

    ※準備稿ではラリー車に乗るのはフルハシ。

     

    ◆第29話「ひとりぼっちの地球人」宇宙スパイプロテ星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:市川森一  準備稿タイトル:「地球脱出便」

    ゲスト:佐原健二(タケナカ参謀)、成瀬昌彦(仁羽教授)、北林早苗(南部冴子)、一の宮貞文(剣持伴紀)


    ※休憩時間、フルハシは車雑誌、アンヌはグラフ誌を読み耽る。

    ※準備稿では冴子はソガの妹。

     

    ◆第30話「栄光は誰れのために」プラスチック怪人プラチク星人登場

    監督:鈴木俊継  脚本:藤川桂介

    ゲスト:山口暁(青木)、宮川洋一(マナベ参謀)


    ※山口暁(のち、山口豪久)は『仮面ライダーV3』でライダーマンを好演。『戦え!マイティジャック』にも。

    ※複座のジェット戦闘機・ウルトラガードが訓練機として登場。

     

    ◆第31話「悪魔の住む花」宇宙細菌ダリー登場

    監督:鈴木俊継  脚本:上原正三

    ゲスト:松坂慶子(香織)、伊藤実(東西病院医師・高田)


    ※『ミクロの決死圏』(1966)がモチーフ。

     

    ◆第32話「散歩する惑星」メカニズム怪獣リッガー、カプセル怪獣アギラ登場

    監督:野長瀬三摩地  原案:虎見邦男  脚本:山田正弘、上原正三  準備稿タイトル:「漂流する惑星」

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)


    ※虎見邦男は「バルンガ」の脚本も手掛けている。昭和42年3月、放映の1年前に37歳の若さで夭逝。

    ※彼の『ウルトラマン』未発表台本「マンダスの島」が元(マンダラ星人、怪獣リガ、カプセル怪獣パゴス登場)。

    ※一号の他に予備機らしい機体が待機。同機内にはエレクトロHガンが二挺も用意されている。

     

    ◆第33話「侵略する死者たち」蘇生怪人シャドウマン登場

    監督:円谷一  脚本:上原正三

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、笹川恵三(第三病院院長)


    ※S号の中にブラコ星人の円盤を象ったレリーフが飾られている。

    ※準備稿ではシャドウマンを操る宇宙人ユーリー星人が登場する。

     

    ◆第34話「蒸発都市」発砲怪獣ダンカン登場

    監督:円谷一  脚本:金城哲夫

    ゲスト:真理アンヌ(ユタ花村)、佐原健二(タケナカ参謀)、吉原正皓(ダンカン)


    ※沖縄では集落に1人はユタと呼ばれる巫女がいた。

     

    ◆第35話「月世界の戦慄」復讐怪人ザンパ星人、月怪獣ペテロ登場

    監督:鈴木俊継  脚本:市川森一

    ゲスト:南廣(クラタ)、鶴賀二郎(シラハマ)


     

    ◆第36話「必殺の0.1秒」催眠宇宙人ペガ星人登場

    監督:野長瀬三摩地  脚本:山浦弘靖  準備稿タイトル:「必殺の0.1秒!」

    ゲスト:大橋一元(ヒロタ)、宮川洋一(マナベ参謀)、ピェール・デューカス(リヒター)


    ※射撃大会で決勝に進出したのはソガ、ヒロタ、ミナミ、スズキの4人。

     

    ◆第37話「盗まれたウルトラ・アイ」マゼラン星人マヤ登場

    監督:鈴木俊継  脚本:市川森一  準備稿タイトル:「標的は踊る」→「他人の星」

    ゲスト:吉田ゆり(マヤ)


    ※ジュークボックスにはIの文字だけがなかった。

    ※準備稿では少女はアルファ星のマーヤ。ラストではその生死がはっきりとされていない。

     

    ◆第38話「勇気ある戦い」ロボット怪獣クレージーゴン登場

    監督:飯島敏宏  脚本:佐々木守

    ゲスト:川口恵子(杉崎ゆき子)、吉田継明(杉崎治)、ピーター・ウィリアムス(ユグレン博士)


    ※狂ったクレージーゴンを倒すため、ウルトラガード発進。ダン&フルハシの2号機は撃墜。

    ※吉田継明は現・吉田次昭。

    ※この放映の2カ月後、日本で初めての心臓移植が行われた。

     

    ◆第39、40話「セブン暗殺計画(前・後)」豪力怪獣アロン、ウインダム、分身宇宙人ガッツ星人登場

    監督:飯島敏宏  脚本:藤川桂介

    ゲスト:佐原健二(タケナカ参謀)、新井茂子(夏彩子)


    ※準備稿ではガッツではなくスラッガ星人。また、カプセル怪獣はミクラスが登場する。

     

    ◆第41話「水中からの挑戦」カッパ怪獣テペト、水棲怪人テペト星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:若槻文三  準備稿タイトル:「大激流」

    ゲスト:上田忠好(川中)、梅津栄(竹村)、宮川和子(藤島)、田浦正巳(角谷)、大村千吉(釣り人)


    ※テペトは怪獣デザインコンクール金賞受賞作。銀賞はガイロス。

    ※地球防衛軍内のレーダーセンターによると、伊集湖はポイント2008。

     

    ◆第42話「ノンマルトの使者」海底原人ノンマルト、蛸怪獣ガイロス登場

    監督:満田かずほ  脚本:金城哲夫

    ゲスト:宮川洋一(マナベ参謀)、町田勝紀(真市)、野中マリ(真市の母)、二瓶正也(浜田)


     

    ◆第43話「第四惑星の悪夢」第四惑星人ロボット長官、ロボット署長登場

    監督:実相寺昭雄  脚本:川崎高、上原正三  準備稿タイトル:「人間狩り」

    ゲスト:成瀬昌彦(ロボット長官)、森塚敏(ロボット署長)、愛まち子(アリー)、川田勝明(少年)、小野川公三郎(青年)


    ※ロケ地は東京モノレール昭和島駅周辺。

    ※準備稿ではセブンの出現に勇気を出した人間たちが反乱を起こす。

     

    ◆第44話「恐怖の超猿人」宇宙猿人ゴーロン星人、猿人ゴリー登場

    監督:鈴木俊継  脚本:上原正三、市川森一

    ゲスト:増田順司(真山博士)、西朱実(民子)、滝恵一(ゴリー)


    ※『キング・コング』(1933)か『猿の惑星』(1968)がモチーフ。

    ※アンヌが飛び乗る小舟は名鉄遊船の日本ライン下り。

     

    ◆第45話「円盤が来た」サイケ宇宙人ペロリンガ星人登場

    監督:実相寺昭雄  脚本:川崎高、上原正三  準備稿タイトル:「夜毎の円盤」

    ゲスト:冷泉公裕(福新三郎)、高野浩幸(ペロリンガ星人)、渡辺文雄(源さん)、ミッキー安川(食堂主人)


    ※高野浩幸は後に『超人バロム1』『なぞの転校生』で人気を博した名子役。『帰マン』『ティガ』『タイガ』にも出演。

    ※予算の関係で、円盤は簡素なデザインに。ペロリンガ星人も『セブン』未映像化脚本の着ぐるみの流用。

    ※渡辺文雄は『ウルトラQ』「カネゴンの繭」のヒゲ親父を演じている。東大卒。

    ※ミッキー安川は「TVフォーカス」のリポーターとして有名。

     

    ◆第46話「ダン対セブンの決闘」侵略宇宙人サロメ星人、ロボット超人ニセ・ウルトラセブン登場

    監督:鈴木俊継  脚本:上原正三、市川森一  準備稿タイトル:「モロボシダン対セブンの決斗」

    ゲスト:嘉手納清美(サロメ星人・女)、高橋正夫(サロメ星人・男)


    ※黒潮丸はアイアンロックス最初の被害船であり、ガイロスに襲われた城南大学の船でもある。

    ※黄色ボート2艘はエレキング戦のときにも使われていた。

    ※準備稿ではサロメ星人に捕われたダンがウインダムを召喚する。しかし倒され、アギラが立ち向かう。

    ※プールのロケ場所は愛知県蒲郡の三谷温泉松渢閣。タコやイカの形をしたプールがある。

     

    ◆第47話「あなたはだぁれ?」集団宇宙人フック星人登場

    監督:安藤達己  脚本:上原正三  準備稿タイトル:「1万5千人の侵略」

    ゲスト:小林昭二(佐藤)、三條美紀(佐藤敏枝)、藤本高司(佐藤一郎)、大山デブコ(山田)、寄

    ※『皇帝円舞曲』が使われている。


    ◆第48、49話「史上最大の侵略(前・後)」双頭怪獣パンドン、幽霊怪人ゴース星人登場

    監督:満田かずほ  脚本:金城哲夫

    ゲスト:藤田進(ヤマオカ長官)、佐原健二(タケナカ参謀)、宮川洋一(マナベ参謀)、南廣(クラタ隊長)


    ※ゴース星人の襲撃が迫る中でも、プロ野球の試合は続けられていた。

     

    ◇未発表タイトル1「光と影の挑戦」SS星人シャドウ、SS星人シャインA・C登場

    脚本:藤川桂介

    ※初期題名『ウルトラアイ』唯一の本編台本。『ウルトラセブン』のパイロット版に当たるが、『レッドマン』版の本編台本も存在する。「ダンの目が青く光ると超能力者となる」という設定があるため、ダンの眼光によってシャインが倒されるシーンがある。

     

    ◇未発表タイトル2「人間泥棒」ルバン星人、怪獣キャンダー登場

    脚本:金城哲夫

    ※最初の題名は「1対1の戦い」乳児・ユン子、ソガ、ソガの母などが登場。セブンはルバン星人を鉄拳によって倒す。「人間1人の命は地球よりも重い」というテーマは「零下140度の対決」において結実する。

    ※中心人物はソガ。

     

    ◇未発表タイトル3「300年間の復習」トーク星人、甲冑人間登場

    脚本:上原正三

    ※のちに「私が愛したウルトラセブン」で一部映像化され、「ウルトラヒロイン伝説 アンヌからセブンへ」でナレーションドラマとなった。『帰ってきたウルトラマン』「怪獣使いと少年」へと引き継がれる。

    ※中心人物はアンヌ。

     

    ◇未発表タイトル4「黄金の種子」ゴビラ星人、怪物ゴビ登場

    脚本:山田正弘

    ※人間の心の中の欲望を食べて成長する怪物ゴビが登場。「カネゴンの繭」に続くユニーク作。

     

    ◇未発表タイトル5「赤い群獣」赤い怪物、ブラックマン登場

    脚本:藤川桂介

    ※化学工場の廃液が原因で蜂が突然変異を起こして赤い怪物になるという、公害をテーマにした作品。藤川は『ウルトラマン』でも「東京危機一髪」という未製作台本を残しており、こちらは大気汚染を扱っている。

    ※中心人物はフルハシ。

     

    ◇未発表タイトル6「謎の怪獣地帯」ヒポック星人、原生怪獣ヤモ登場

    脚本:藤川桂介

    ※徐々に怪獣化していくソガの苦悩が描かれる。なぜか決定稿では「湖底の叫び声」と改題され、地球に移住しようとする水棲怪人ピニヤの恐怖を前面に出した新規のストーリーとなる。

    ※ピニヤの着ぐるみは改造され、ペロリンガ星人となる。

     

    ◇未発表タイトル7「宇宙人15+怪獣35」

    脚本:川崎高、上原正三

    ※宇宙人によって蘇生された怪獣たちが宇宙連合軍の傭兵となって攻めてくる。ピグモンの進言により、興奮液アフェタミンを散布して怪獣同士を戦わせる「ファイト・ファイト作戦」が展開される。ウインダム、アギラ、セブンも参戦。バルタンをアイ・スラッガーで一刀両断にするも、最後に残ったペギラ、ネロンガ、レッドキング、ジェロニモン、エレキングの五強の前に倒れるセブン。すると天空から大怪獣ゴードが現れ、五強を一蹴して再び空へと帰っていった。

    ※キングギドラを想起させるゴードは、『ウルトラマン』サンプルストーリーの黄金怪鳥スバードが元。これが同作未発表タイトル「宇宙船基地救助命令」の金星大怪鳥ガースとなり、本作に至る。

    ※名前が判明している宇宙人:バルタン、メフィラス、ペガッサ、ゴドラ、スペル、イカルス、ボーグ。

    ※名前が判明している怪獣:ケロニア、ギガス、ギャンゴ、キーラ、ウー、レッドキング、テレスドン、ジェロニモン、ペギラ、スカイドン、ザンボラー、サイゴ、ゴルゴス、トドラ、エレキング、ゲスラ、ペスター、ピグモン、ネロンガ、ウインダム、アギラ、ゴード。

     

    【総括】

    ☆監督回数

    満田:14回、鈴木:14回、野長瀬:7回、円谷:6回、実相寺:3回、飯島:3回、安達:1回

    ☆脚本回数

    金城:15回、上原:12回、市川:7回、藤川:5回、若槻:5回、山田:2回、山浦:2回、南川:2回、

    川崎:2回、佐々木:1回、赤井:1回、菅野:1回

    (※欠番・第12話は含まず)

    ☆カプセル怪獣登場回数

    ウインダム:3回(1、24、39)、ミクラス:2回(3、25)、アギラ:2回(32、46)

    ☆警備隊メカ登場回数

    ホーク一号:40回、二号:12回、三号:18回、ポインター:37回、マグマライザー:5回、ハイドランジャー:5回、ウルトラガード:2回、連絡用ヘリコプター:2回、ステーションホーク一号:1回、二号:2回

    ※ホーク一号が整備場にある時、機首下にはF-4ファントム戦闘機がある。

    ※ホーク一号のモチーフはスウェーデンの「サーブ・ドラケン」ではないかと言われたが、実際は東宝が企画していた『空中戦艦』用に成田亨が描いたラフデザインが基。

    ※ホーク三号も上記のラフデザインが基。

    ※ポインターは米国のクライスラー・インペリアル1957年型を成田亨が改造デザインしたもの。

    ※マックス号の右舷は、操作用のギミックが剥き出しだったため、映されなかった。

    ※訓練機フライングダイバーは米国のカーチスC46と同型と思われる。本機は『モスラ対ゴジラ』で使われたC46輸送機のミニチュアを流用したものと思われる。

    ※連絡用ヘリは米国のベルエアクラフト社製47型機に酷似している。「蒸発都市」登場時には『マイティジャック』の専用ヘリ・バギーのミニチュアが流用されたため、コクピットのアップが四角く見える。

    ※北極圏パトロール機の登録名はJA1304F。

    ※SSTは『マイティジャック』に色替えで登場。同じく要人を乗せ、敵に狙われる。

    ※R1号は旧ソ連の宇宙ロケット・ボストークに酷似している。作戦室に広げられた図面は、ドイツのV1。

    ※原潜S号は『マイティジャック』第11話にも登場。S号艦内はMJ号のブリッジを流用している。

    ※原潜アーサー号は『マイティジャック』第2話に敵艦「リトルQ」として登場。

    ☆怪獣・宇宙人あれこれ

    ※アイ・スラッガーの命名は藤川桂介による。

    ※クール星人のデザインモチーフはダニ。

    ※エレキングのデザインモチーフは高山良策の牛の絵。

    ※ビラ星人のデザインモチーフはウチワエビ。

    ※ペガッサ星人のデザインはゴドラ星人のデザインバリエーションのひとつ。

    ※キュラソ星人のボディはケムール人の流用。

    ※チブル星人のデザインモチーフは貝殻。これに薔薇の枝のような足を3本付けた。

    ※キングジョーは合体スーパーロボットの元祖。

    ※ベル星人のデザインモチーフは蜘蛛。

    ※プロテ星人の体表の襞は鉛筆キャップを2つ並べたような形の知育玩具を貼り付けたもの。

    ※プラチク星人は成田亨が手掛けた最後のウルトラ怪獣(宇宙人)。

    ※リッガーのボディは恐竜戦車の改造。

    ※ザンパ星人が着ていた防衛軍の宇宙服は、東宝映画『怪獣総進撃』に登場したものと同じ。

    ※クレージーゴンのデザインモチーフはスナガニ科のシオマネキ。これにザリガニのイメージをプラスしたもの。

    ※テペトの応募作段階での設定では、回転サイボーグで、1本足の怪獣であった。

    ※ペロリンガ星人はサイケ宇宙人。サイケとはサイケデリックの略。ド派手な極彩色の模様が特徴の芸術文化。

    ※ゴース星人の色替えで、モノロン星人という平和主義者が『マイティジャック』に登場している。

    ※パンドンは当初、池谷仙克のデザインのように頭が二つに分かれていたが、現場で一つにくっつけられた。

    cf.)『ウルトラセブン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6375058.html

    [参考]
    DVD『ウルトラセブン』©1967円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラセブン

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