たかの特撮ブログ

特撮ブログです。
ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    4月12日放送の『ULTRAMAN』第1話「この地球にあってはならない力」より。

    ・『ウルトラマン』の後日談という世界設定。ハヤタとイデの再会はエモいが、原典のイデ隊員を演じた二瓶正也は近年ふくよかな体型だった(『ウルトラマンマックス』でのダテ博士など)ため、スラリとした体型に違和感がある。

    ・二階から落ちても怪我ひとつない進次郎。

    ・レナたちのスカートが短い。カットによって丈を微調整しているらしい。

    ・常人離れした身体能力を持つ進次郎。ビルの屋上から屋上へと大通り一本分跳ぶ。

    ・絡まれるレナたちを助ける進次郎。軽く相手の足を掴んだだけで怪我をさせてしまう。

    ・迫り来るベムラーに追われ、襲われそうになる進次郎。原典のベムラーから大胆にかけ離れたデザイン。腹部の2本線で強調されるS字曲線の体型がいい。迫り来るカットで首がググっと前に出るのは恐怖を感じさせる。

    ・早田進が駆け付ける。コートはもしかしたらブラザーズマントへのオマージュなのかもしれないが、茶色なので見方を変えると露出狂っぽく見えてしまうきらいもあり、無い方が良かったのではないかと思う。

    ・世界観の説明、物語への導入が丁寧にゆっくりと進められた印象の第1話。早田進がウルトラマンとして活躍していた頃の記憶がないと打ち明ける件は、『ウルトラマン怪獣伝説-40年目の真実-』にも通じるところがあり、「先代の苦悩」という点は往年のファンにはたまらないポイントである。

    cf.)第2話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5922502.html

    cf.)主題歌「Core Fade」についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869817.html

    [参考]
    TV『ULTRAMAN』TOKYO MX.©TSUBURAYA PRODUCTIONS ©Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi ©ULTRAMAN製作委員会


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      4月12日、ついに『ULTRAMAN』の地上波放送が開始された。

    OPはOLDCODEXの『Core Fade』。曲も演出もめちゃくちゃカッコ良かった。

    ・ULTRAMANパート。SUIT装着の様子がカラータイマー、脚部、手、最後に頭部、と丁寧に描かれ、そこからのアクションの躍動感。お約束のスペシウム。

    ・SEVENパート。原典の『ウルトラセブン』はもとの企画段階では『ウルトラ・アイ』といい、ダン役には目が印象的な森次晃嗣が選ばれた。目がキーポイントであるところを継承し、今回のSUIT装着も目のアップから始まる。剣捌きが光る。

    ・ACEパート。ACEといえば原典でもお馴染み、切断技のスペシャリスト。バーチカルギロチンオマージュの緑に光るビームカッターが良い。

    ・原典ウルトラマンへの憧憬が感じられる記念館カット。

    ・サビの部分ではULTRAMANのSUITの特攻ドアップ。し、痺れる。


    因みに、
    OLDCODEXは声優の鈴木達央がアーティストとして活動するために始動したバンドプロジェクト。『黒子のバスケ』や『Free!』の主題歌を担当したことで有名。紆余曲折を経て現メンバーはTa_2(タツ)=鈴木達央とYORKE.(ヨーク)。バンド名はOLD(古い)と CODEX(聖書などの写本)を組み合わせた造語。ロックは西洋からの借り物であるが、その中で自分たちだけのものを作りたいという意味を持って名付けられた。

    今回の曲はYORKEの作詞とTa_2の作曲からなる。

    cf.)第1話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5870213.html

    [参考]
    TV『ULTRAMAN』TOKYO MX.©TSUBURAYA PRODUCTIONS ©Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi ©ULTRAMAN製作委員会
    https://ja.wikipedia.org/wiki/OLDCODEX

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     2004年に放送された『ウルトラマンネクサス』の作品コンセプトは「魂の原点回帰」。これは「従来のフォーマットをそのまま受け継ぐのではなく、常に新しい可能性に挑戦し、さらなるドラマやヒーロー像を追い求める」という「チャレンジスピリッツへの回帰」であると企画書には書かれている。

     この新たな挑戦として、「ULTRA N PROJECT」と銘打ってメディアミックスが展開された。

     具体的には、
    1、『テレビマガジン』『てれびくん』といった子ども向けTV情報誌
    2、ウルトラマンフェスティバルなどのイベントによる連動企画「ウルトラマンノア」
    3、映画『ULTRAMAN』の上映
    4、そのストーリーが『ネクサス』へ続くという展開
    である。

     「大人が見ても子どもが見ても楽しめるウルトラマン」が目指され、大河ドラマ形式でシリーズが構成され、ドラマ面で力が入れられた。渋谷プロデューサーは「大人になって見直したら『なるほど』と思える作品にしたかった」と語っている。

     防衛隊であるナイトレイダーの隊員設定や装備についてもリアルさが追究され、撮影前には自衛隊出身者による武器の扱い方の講習まで行われた。

     結果的に力が入り過ぎて子ども視聴者が離れ視聴率に悩んだ作品でもあったが、重厚なストーリーは新たなウルトラマン像を生み出し、今なおファンから愛されている。

    IMG_8639


    cf.)前作『ウルトラマンコスモス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5982670.html

    cf.)次作『ウルトラマンマックス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5997988.html

    [参考]
    『ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』DeAGOSTINI.編©TSUBURAYA PRODUCTIONS

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