9月4日(土)放送の『ウルトラマントリガー』第7話「インター・ユニバース」はバロッサ星人(四代目)登場回。脚本は小柳啓伍。監督は田口清隆。

 ・キングジョーSCを強奪して宇宙空間を逃げるバロッサ星人四代目。声は田口監督自らが担当。それを追うゼットとセブンガー(宇宙仕様)。ヨウコ(松田リマ)は今回は声だけの出演だった。

・バロッサが放ったブルトンにより異次元空間に吸い込まれるゼット。その最中、バロッサとの闘いでライザーが壊れ、メダルをケースごと奪われてしまう。いきなり波乱の展開。

・トリガー世界の地球に落下したキングジョーSC。内部を探るケンゴたち。アキトはペダニウムに興奮する。科学者らしい。

・ハルキと出会い、インナースペースに案内されるケンゴとアキト。ゼットの第一声「ナイスチューミーチュー」には笑った。会話の様子を盗聴するイグニス。その手にはザラブ星人の万能小型デバイスが。これもどこかでゲットしたものだろうか。

・闇の3巨人、建物の屋上からバロッサを監視。日光の下にいる3巨人はまた違った趣を感じる。前回の戦闘のダメージが残っている様子のヒュドラム。「エタニティ・コア」が無事だったらしいが、カラータイマーのようなものだろうか。

・ベビーザンドリアス・ケダミャー登場。バロッサの肩に乗り、通訳のように話す。イグニスと宝の見せ合い。オコリンボールの吸血ボール。コダイゴン・ジ・アザーの鯛。バグダラスの羽。小型デスモニア。最後の2つは明かされなかったが、何だろうか。

・巨大化したバロッサ対トリガーマルチタイプ。ギルファスの武器を操り、トリガーを苦しめるバロッサ。

・アキトにゼットオリジナルキーを作ってもらうが、スパークレンスの使い方を聞かずに変身しようとするハルキ。インナースペース内で誤って撃ってしまい、ゼット被弾。このあたりもゼットらしい。オリジナルのぐんぐんカットは初。

・車を投げたり、ビルを投げたり、やりたい放題のバロッサ。そこへベリアロク登場。「捜しただろが!」とゼットのもとへ。ベリアロクを持つゼットオリジナルも新鮮。

・バロッサは撃破され、イグニスは意外と素直にメダルをハルキに返す。帰り際にベビーザンドリアスの糞を額に喰らう。今回はコメディ的扱いだった。


 『トリガー』の7話というよりは、完全に『ゼット』の後日談というような印象だった。全体的にコメディタッチのドタバタ劇で、『ゼット』らしいクスッと笑わせるような演出が多数垣間見られた。

 ハルキは先輩ウルトラマンらしく、大柄な体格を生かした歩き方やケンゴへの受け答えも余裕が見られ、成長ぶりが頼もしかった。少し頬が膨らんで丸顔になった印象。

 もともと『ゼット』は2020年に開催される予定だったオリンピックのために、劇場版はなく、テレビシリーズだけであった。それだけに今回客演という形で復活させることができて、田口監督も嬉しかったことだろう。しかも2話連続の登場のようだ。

 次回はなんとパワード・ダダが登場。令和の世にパワード・ダダが復活するなんて。意外中の意外チョイス。田口監督のアイディアだろうか。楽しみでならない。

cf.)第8話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11519363.html

cf.)第6話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11238712.html


[参考]
TV『ウルトラマントリガー』©2021円谷プロ・ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京

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