10月2日(土)放送の『ウルトラマントリガー』第11話「光と闇の邂逅」はトリガーダーク登場回。脚本はシリーズ構成も務めるハヤシナオキ。監督は武居正能。
・アバンからいきなりカルミラと戦闘状態。ここに至るまでの経緯がまったく描かれていない。脚本の尺の関係上、オミットしたのだろうか。
・ゼペリオン光線を放つと、ケンゴは闇の中に吸い込まれてしまう。カルミラの呪術の罠に落ちたのか。ゼペリオンが闇の魔力の発動条件のように見える。
・飛ばされた先には遺跡が。赤い空に、茶色い遺跡。なんだか『ウルトラマンネクサス』(2004)に出てくる遺跡に似ている。
cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5869472.html
・トリガーダーク登場。テロップで「闇黒勇士」と書いて「あんこくゆうし」と読ませるらしい。凝った別名だ。別名がつくなんて少し怪獣っぽい扱い。
・エタニティ・コアへのゲートの鍵=ユザレらしい。ユザレを狙うトリガーダークに対し、「やめて!トリガー!」とケンゴが手をかざすと光が発生!ケンゴにもユザレと同じような力が!?どういうことだろうか。ユザレを抱いて崖へ飛び込むケンゴ。トリガーは少し動揺したように見える。
・気づくとユザレの膝枕!ケンゴいいなぁ。
・エタニティ・コアには「ビッグバンを起こし、宇宙を意のままに」する力が秘められているらしい。なんだかとんでもない力のようだ。
・ケンゴ「未来をあきらめないみんなの中に光がある」この台詞はこの物語の主題のような台詞に聞こえた。つまり、このコロナ下で苦境に立たされている人は大勢いるが、皆で未来をあきらめずに歩いていこう、というメッセージだ。シリーズ構成を務めるハヤシナオキが書くこの縦軸重要回。台詞の一つ一つにメタ・メッセージが含まれている。
・攫われ、ゲートを開けさせられるユザレ。トリガーの攻撃で吹っ飛ぶが、ケンゴに石のスパークレンスを渡し、ケンゴのことを「ルルイエ=希望」と呼ぶ。『ウルトラマンティガ』(1996)では遺跡の在処に使われた名前だが、今回は別の扱いらしい。
cf.)『ウルトラマンティガ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5966349.html
・現実のトリガーは闇化。トリガーダークとなり、黒い稲妻を撒き散らし辺りに被害を及ぼす。
・アキトがトリガーに向かい「ケンゴ!」と言うのをユナが聞いてしまう。そういう展開か。ユザレのことといい、ユナに秘密にしていたことがどんどんバレていく。
・インナースペースでトリガーダークと殴り合うケンゴ。ウルトラマンと人間がインナースペースで対峙して殴り合ったりする設定は近年よく見る。『ウルトラマンジード』(2017)然り、『ウルトラマンタイガ』(2019)然り。
cf.)『ウルトラマンジード』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6238261.html
cf.)『ウルトラマンタイガ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6253725.html
闇化したり、闇の存在に取り込まれ、それを乗り越えることで強化形態を手に入れるパターンが近年のウルトラマンによく見られる展開だ。『ウルトラマンオーブ』(2016)、『ウルトラマンジード』(2017)、そして『ウルトラマンタイガ』(2019)然り。
cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6231535.html
『ウルトラマンティガ』(1996)では劇場版でティガダークが出て来たから、このトリガーもご多分に漏れず、その足跡をオマージュするわけだが、デザインはただトリガーを黒くしたわけではなく、銀のメタリックを基調とし、『ティガ』(1996)のキリエロイド、『ダイナ』(1997)のゼルガノイド、そして『ガイア』(1998)のミーモスの意匠を採り入れたような、予想を裏切るデザイン。眼に走る黒線がより禍々しさを表現している。
cf.)『ウルトラマンダイナ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5972025.html
cf.)『ウルトラマンガイア』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5911369.html
そして今回のトリガーダークも、ティガダーク同様、一切喋らない。カルミラは情熱的にトリガーに愛を語りかけるのに、トリガーダークはクールに聞き流すだけである。なんだか昔のRPGの喋らない主人公のようだ。
次回はグリッタートリガーエタニティが登場。
cf.)第12話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11940109.html
cf.)第10話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11723446.html
[参考]
TV『ウルトラマントリガー』©2021円谷プロ・ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京
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・アバンからいきなりカルミラと戦闘状態。ここに至るまでの経緯がまったく描かれていない。脚本の尺の関係上、オミットしたのだろうか。
・ゼペリオン光線を放つと、ケンゴは闇の中に吸い込まれてしまう。カルミラの呪術の罠に落ちたのか。ゼペリオンが闇の魔力の発動条件のように見える。
・飛ばされた先には遺跡が。赤い空に、茶色い遺跡。なんだか『ウルトラマンネクサス』(2004)に出てくる遺跡に似ている。
cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5869472.html
・トリガーダーク登場。テロップで「闇黒勇士」と書いて「あんこくゆうし」と読ませるらしい。凝った別名だ。別名がつくなんて少し怪獣っぽい扱い。
・エタニティ・コアへのゲートの鍵=ユザレらしい。ユザレを狙うトリガーダークに対し、「やめて!トリガー!」とケンゴが手をかざすと光が発生!ケンゴにもユザレと同じような力が!?どういうことだろうか。ユザレを抱いて崖へ飛び込むケンゴ。トリガーは少し動揺したように見える。
・気づくとユザレの膝枕!ケンゴいいなぁ。
・エタニティ・コアには「ビッグバンを起こし、宇宙を意のままに」する力が秘められているらしい。なんだかとんでもない力のようだ。
・ケンゴ「未来をあきらめないみんなの中に光がある」この台詞はこの物語の主題のような台詞に聞こえた。つまり、このコロナ下で苦境に立たされている人は大勢いるが、皆で未来をあきらめずに歩いていこう、というメッセージだ。シリーズ構成を務めるハヤシナオキが書くこの縦軸重要回。台詞の一つ一つにメタ・メッセージが含まれている。
・攫われ、ゲートを開けさせられるユザレ。トリガーの攻撃で吹っ飛ぶが、ケンゴに石のスパークレンスを渡し、ケンゴのことを「ルルイエ=希望」と呼ぶ。『ウルトラマンティガ』(1996)では遺跡の在処に使われた名前だが、今回は別の扱いらしい。
cf.)『ウルトラマンティガ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5966349.html
・現実のトリガーは闇化。トリガーダークとなり、黒い稲妻を撒き散らし辺りに被害を及ぼす。
・アキトがトリガーに向かい「ケンゴ!」と言うのをユナが聞いてしまう。そういう展開か。ユザレのことといい、ユナに秘密にしていたことがどんどんバレていく。
・インナースペースでトリガーダークと殴り合うケンゴ。ウルトラマンと人間がインナースペースで対峙して殴り合ったりする設定は近年よく見る。『ウルトラマンジード』(2017)然り、『ウルトラマンタイガ』(2019)然り。
cf.)『ウルトラマンジード』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6238261.html
cf.)『ウルトラマンタイガ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6253725.html
闇化したり、闇の存在に取り込まれ、それを乗り越えることで強化形態を手に入れるパターンが近年のウルトラマンによく見られる展開だ。『ウルトラマンオーブ』(2016)、『ウルトラマンジード』(2017)、そして『ウルトラマンタイガ』(2019)然り。
cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6231535.html
『ウルトラマンティガ』(1996)では劇場版でティガダークが出て来たから、このトリガーもご多分に漏れず、その足跡をオマージュするわけだが、デザインはただトリガーを黒くしたわけではなく、銀のメタリックを基調とし、『ティガ』(1996)のキリエロイド、『ダイナ』(1997)のゼルガノイド、そして『ガイア』(1998)のミーモスの意匠を採り入れたような、予想を裏切るデザイン。眼に走る黒線がより禍々しさを表現している。
cf.)『ウルトラマンダイナ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5972025.html
cf.)『ウルトラマンガイア』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5911369.html
そして今回のトリガーダークも、ティガダーク同様、一切喋らない。カルミラは情熱的にトリガーに愛を語りかけるのに、トリガーダークはクールに聞き流すだけである。なんだか昔のRPGの喋らない主人公のようだ。
次回はグリッタートリガーエタニティが登場。
cf.)第12話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11940109.html
cf.)第10話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/11723446.html
[参考]
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