11月13日(土)放送の『ウルトラマントリガー』第17話「怒る饗宴」はメツオロチ登場回。脚本は植竹須美男。監督は越知靖。
・トリガー、メツオロチの攻撃で一発退場。メツオロチの強さが表現されている。頭上の空間からビームが出る描写は『ウルトラマンZ』(2020)第19話「最後の勇者」で出て来たバラバを想起させる。
・ガーゴルゴンキーを使用したナースキャノンでメツオロチの石化に成功。しかし、反動でナースデッセイ内部も石化してしまい、落下。迫力の不時着カット。
・20時間後にはメツオロチの石化が解けてしまう。タツミ隊長の的確な指示の一方、ユザレの力が使えず意気消沈するユナ。励ますケンゴと仲間たち。仲間感を感じる。
・イグニスの回想。イシュリアの仲間たちがヒュドラムによって石化する。ヒュドラムの言う「食べる」とは本当に捕食するのではなく、おそらく生体エネルギーを吸い取って石化させることを言うのだろう。捕食でなくてよかった。
・旧式の兵器群で対抗するGUTS-SELECT。マシンガン系武器やグレネードランチャーなどで一斉射撃。しかし効かず、早めの復活を果たすメツオロチ。ツノが要らしい。
・イグニス、線路沿いを歩き、逃げ行く人々にイシュリア星での悲劇を思い出し、変身。電車待ちしたのだろう、ちょうど電車が通っていた。
・ファルコンが落下し、ケンゴが中に乗り込み操縦。メツオロチの角を折ることに成功する。やっぱり飛行メカは遠隔操作よりも生身の人間が搭乗した方が臨場感や緊迫感が出る。
・カルミラ乱入「トリガ~!」ではなく、「ケンゴ~!」と恨み節のような声を上げる。トリガーを変えてしまったケンゴに標的を変えたようだ。そこへトリガーダークが割り込む。
・目の電飾を消したのだろうか、白目のメツオロチは狂っている感じが出て良い。トリガー、エタニティへ。二刀流の回転斬りでメツオロチ撃破。カルミラが蹴とばしたサークルアームズをトリガーダークが掴み、ホロボロスキーとザイゴーグキーの両方を使い、カルミラと一騎打ち。この辺は展開が目まぐるしい。
・カルミラ、傷を負う。トリガーの前に立ちはだかるGUTS-SELECTメンバーたち。おそらくゼットンキーを使った火球ショットを準備している模様。ダーゴンがカルミラを止め、退却する。ここも仲間感を感じるシーンだった。
・トリガーダークキーを取られ、捕虜となるイグニス。イグニスの介入で良かった面もあったが、そこは情状酌量されないのだろうか。
仲間のいるケンゴ=トリガーと孤独なイグニス=トリガーダークが対照的で、そこを浮き彫りにしたかった脚本という印象。しかし、カルミラが計画性もなくただ乱入してきたところはカルミラらしくない振る舞いに見え、意味不明であるし、蛇足だった。特撮の迫力を求めることに注力しすぎて、大事な話の展開がごちゃごちゃしてしまっている。もう少し焦点を絞って丁寧に描いた方が消化不良を起こさないと思うのだが、どうだろうか。
「監督の一番の仕事は面白い脚本を書いてもらうこと」と満田監督は言っていたが、脚本作りがおざなりになっている気がする。要素が多すぎて何がしたいのかよく分からない回だった。
cf.)第18話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/12649581.html
cf.)第16話はこちら→tokusatsu-ultra.xyz/archives/12446612.html
[参考]
TV『ウルトラマントリガー』©2021円谷プロ・ウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京
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・トリガー、メツオロチの攻撃で一発退場。メツオロチの強さが表現されている。頭上の空間からビームが出る描写は『ウルトラマンZ』(2020)第19話「最後の勇者」で出て来たバラバを想起させる。
・ガーゴルゴンキーを使用したナースキャノンでメツオロチの石化に成功。しかし、反動でナースデッセイ内部も石化してしまい、落下。迫力の不時着カット。
・20時間後にはメツオロチの石化が解けてしまう。タツミ隊長の的確な指示の一方、ユザレの力が使えず意気消沈するユナ。励ますケンゴと仲間たち。仲間感を感じる。
・イグニスの回想。イシュリアの仲間たちがヒュドラムによって石化する。ヒュドラムの言う「食べる」とは本当に捕食するのではなく、おそらく生体エネルギーを吸い取って石化させることを言うのだろう。捕食でなくてよかった。
・旧式の兵器群で対抗するGUTS-SELECT。マシンガン系武器やグレネードランチャーなどで一斉射撃。しかし効かず、早めの復活を果たすメツオロチ。ツノが要らしい。
・イグニス、線路沿いを歩き、逃げ行く人々にイシュリア星での悲劇を思い出し、変身。電車待ちしたのだろう、ちょうど電車が通っていた。
・ファルコンが落下し、ケンゴが中に乗り込み操縦。メツオロチの角を折ることに成功する。やっぱり飛行メカは遠隔操作よりも生身の人間が搭乗した方が臨場感や緊迫感が出る。
・カルミラ乱入「トリガ~!」ではなく、「ケンゴ~!」と恨み節のような声を上げる。トリガーを変えてしまったケンゴに標的を変えたようだ。そこへトリガーダークが割り込む。
・目の電飾を消したのだろうか、白目のメツオロチは狂っている感じが出て良い。トリガー、エタニティへ。二刀流の回転斬りでメツオロチ撃破。カルミラが蹴とばしたサークルアームズをトリガーダークが掴み、ホロボロスキーとザイゴーグキーの両方を使い、カルミラと一騎打ち。この辺は展開が目まぐるしい。
・カルミラ、傷を負う。トリガーの前に立ちはだかるGUTS-SELECTメンバーたち。おそらくゼットンキーを使った火球ショットを準備している模様。ダーゴンがカルミラを止め、退却する。ここも仲間感を感じるシーンだった。
・トリガーダークキーを取られ、捕虜となるイグニス。イグニスの介入で良かった面もあったが、そこは情状酌量されないのだろうか。
仲間のいるケンゴ=トリガーと孤独なイグニス=トリガーダークが対照的で、そこを浮き彫りにしたかった脚本という印象。しかし、カルミラが計画性もなくただ乱入してきたところはカルミラらしくない振る舞いに見え、意味不明であるし、蛇足だった。特撮の迫力を求めることに注力しすぎて、大事な話の展開がごちゃごちゃしてしまっている。もう少し焦点を絞って丁寧に描いた方が消化不良を起こさないと思うのだが、どうだろうか。
「監督の一番の仕事は面白い脚本を書いてもらうこと」と満田監督は言っていたが、脚本作りがおざなりになっている気がする。要素が多すぎて何がしたいのかよく分からない回だった。
cf.)第18話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/12649581.html
cf.)第16話はこちら→tokusatsu-ultra.xyz/archives/12446612.html
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