たかの特撮ブログ

特撮ブログです。
ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    2020年08月

     『ウルトラセブン』(1967)第36話「必殺の0.1秒」で、ソガ隊員がリヒター博士を連れて敵の銃撃から逃げるシーンで、謎の人物が映り込んでいるのを発見した。

    画面左上に黒い服の男が。。。


     人里離れたロケ地なので、エキストラなわけがない。おそらくスタッフが誤って映り込んでしまったのだろう。

    cf.)『ウルトラセブン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6375058.html

    [参考]

    DVD『ウルトラセブン』©1967円谷プロ

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     8月1日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第7話「陛下のメダル」はベリアル融合獣登場回。ついにゼロが参戦し、ゼットやジードと共闘した。脚本は林壮太郎。監督は坂本浩一。

    ・ストレイジの基地で大量のカップ麺を食べるリク。リクが食べていたのは「星雲亭ワンタン醤油」。『ジード』(2017)の基地・星雲荘オマージュだ。向かいでハルキが張り合うように食べていたのは「風来坊やきそば」。『オーブ』(2016)の主人公・ガイのオマージュだ。

     ヨウコやユカに詮索されたリクは「チャンネルAIB」に怪奇動画を投稿してさすらっている、と説明。ヘビクラが咄嗟に思いついたSSPオマージュの嘘にリクが乗り、『オーブ』『ジード』のダブルオマージュとなった。

    cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6231535.html

    ・バリスレイダーがストレイジに潜入。リクが攫われてしまう。

    ・「ベリアルを安らかに眠らせてやってくれ!」と訴えるリク。これは視聴者の声でもあるだろう。
    ベリアル因子が抽出され、デビルスプリンターと融合、ベリアルメダルが精製されてしまう。奥に映っている六角柱の装置は『ウルトラマンタイガ』(2019)第23話でチブル星人マブゼが使っていたものと同じものだろう。


    ・リクを助け出すためにアジトに侵入したストレイジ。パワーの消耗が激しいから等身大では50秒しか活動できない。1分でなく、50秒という設定がまた良い。

    ・ヨウコを社交ダンスのように振り回してバリスレイダーを翻弄するゼット。

    ・ヨウコは乙女モードでゼットにメロメロだ。


    ・ヘビクラがジャグラーとして助けにくる。腕を引き上げるシーンは『オーブ』(2016)最終回のオマージュ。

    ・ベリアル、ゴモラ、レッドキングのメダルでカブラギが変身したスカルゴモラ。あおりカットで巨大感を演出。カブラギは怪獣のことはゴモラを「古代怪獣」、レッドキングを「どくろ怪獣」、と別名で呼ぶようだ。

    ・ハルキとリクのダブル変身。今回はインナースペースのゲートが真上から降りてくるパターンだった。あおりカットがいい。

    ・あおりに次ぐあおりの連続。激しいアクションとカメラワークで物凄い巨大特撮映像になった。まるで「VRウルトラマン」を観ているような感覚にさせられる長回しあおりカット。坂本監督の「これでもかっ!!」という特撮技術の“贅沢詰め合わせ”だ。


    ・ベリアル、エースキラー、エレキングのメダルの力でサンダーキラーへ。
    これもエースキラーを「異次元超人」、エレキングを「宇宙怪獣」と別名でカブラギがコール。

    ・続いて、ベリアル、ゼットン、キングジョーのメダルの力でペダニウムゼットンへ。あまりのパワーにピンチに陥るジードとゼット。

    cf.)『ウルトラマンジード』のペダニウムゼットン登場回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6019502.html

    ・ゼロ登場!エメリウムスラッシュ一閃。シャイニングスタードライブで時間を巻き戻してブルトンの四次元空間から抜け出したらしい。「相変わらず、『主役は遅れて来る』ってやつですね。」とリク。『ジード』(2017)オマージュの台詞だ。

    cf.)『ウルトラマンゼロ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6085844.html


    ・レオから授かったウルトラゼロマントが映えるあおりカット。

    cf.)ウルトラゼロマント授与についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5807302.html

    ・マントを投げ捨てて夕陽をバックに3人で突進!ここで『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェレーションヒーローズ』(2019)で使われた「Ultra Spiral」のBGM。この選曲も最高に良い。

    ・ストロングコロナゼロ。「コロナ」を冠するフォームだが、このご時世でもお構いなしだ。ガルネイトバスターを放つゼロ。技名はダイナのガルネイトボンバーとコスモスのネイバスター光線の掛け合わせ。


    ・ベータスマッシュのゼスティウムアッパー。ストロングコロナと赤繋がりだ。

    ・ジードはギャラクシーバーストを放つ。オーブの輪やエックスのX印、ギンガの電撃もCGで表されているところも芸が細かい。

    ・ルナミラクルゼロとアルファエッジの2ショット。青繋がりだ。


    ・レボリウムスマッシュ。この技もカッコいい。技名はダイナのレボリウムウェーブとコスモスのムーンライトスマッシュの掛け合わせ。

    ・ゼットアイスアロー。

    ・レッキングフェニックス、ワイドゼロショット、ゼスティウム光線の三人同時光線。夕陽バックなのがまた良い。


    ・オープンナパームカット。最高過ぎる。

    ・現場でヘビクラに見つかってしまったカブラギは振り向きざまにヘビクラに一撃を加え、逃げおおせる。ヘビクラ=ジャグラーにしてはこんな一撃を喰らってしまうとは、らしくない。相当油断していたか。

    ・しかし、名札を落としていた。これでヘビクラ=ジャグラーにバレてしまったわけだが、ジャグラーがこの事実を正攻法で処理するとは思えない。この先、何らかの形で利用しようとするのではないだろうか。


     等身大アクションも然ることながら、巨大特撮アクションもボリューム感満点の超贅沢回だった。とくに、あおりにあおった長回し特撮カットは映画館の大スクリーンで観てみたくなる程の凄まじさ。

     坂本監督自身がその誕生を手掛けたゼロとジード。その客演回なのだから力が入らない訳がない。ストロングコロナやルナミラクルといった最新ではないフォームもきちんと使って大切にしているところも愛を感じるし、お得意のフォームチェンジ組み合わせでゼットと上手く絡めているところも流石。

     ただ、今回はジードがライザー故障のためフォームチェンジできない設定だったので、坂本監督としては本当は色んなフォームでテンポよく闘わせてあげたかったのでないか。

     その代わりに今回は敵が怪獣メダルを駆使してフォームチェンジを多用して闘うという珍しい展開だった。これは脚本の林壮太郎が『ジード』(2017)放送当時からずっと温めていたアイディアで、虎視眈々とチャンスを狙っていたという。

    cf.)『ウルトラマンジード』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6238261.html

     因みに、ハルキがリクを「リクくん先輩」と呼ぶのも林壮太郎のアイディア。先日早逝したシリーズ構成の吹原幸太から「『リクくん先輩』いいですね」と言われたのがついこの前のことのようでもあり、ずっと前だったようでもあり…と自身のTwitterで語っている。

    cf.)故・吹原幸太についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6267186.html

     次回はいよいよガンマフューチャーがお披露目。

    cf.)第8話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6782696.html

    cf.)第6話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6652705.html

    [参考]
    You Tube ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.チャンネル
    『ウルトラマンZ』第7話「陛下のメダル」-公式配信- "ULTRAMAN Z" Episode 7 -Official-
    https://www.youtube.com/watch?v=mraa9KClJNM
    林壮太郎o(%)〇劇場版ウルトラマンタイガ8/7(金)公開!Twitter(@HAYATARO1217)

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