たかの特撮ブログ

特撮ブログです。
ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    2020年09月

     引き続き「怪獣酒場・川崎店」レポ。

    ・メニュー。魅力的なネーミングの料理がずらり。割と知名度のある怪獣で占められている。ナースは若干知名度が低いか。。。

    image

    ・チブル星人のオススメ。ムルチのオススメ。

    image

    ・ノーバのオススメ。ファイヤーモンスのオススメ。ペスターのオススメ。M1号のオススメ。

    image

    ・ゲスラのオススメ。そして、ジャミラの想いが枠で囲われており、最後にエースキラーのスペシャルショットアイス。

    image

    ・ドリンク類。ヤメタランスの「会社行くのやめますか」は一度飲んでみたい。

    image

    ・メトロン・サンライズ。新橋にはメトロン・サンセットがあったが、こちらは日の出。

    image

    ・ジャミラの想い ティラミスのセミフレッド~アフォガード~
    ティラミスにコーヒーソースを掛けて食べる。デザートだが、かなりボリューミィだった。
    ティラミスが国際会議場の建物。パウダーやコーヒーソースが泥。万国旗を一本でも多く薙ぎ倒そうとして力尽きたジャミラの代わりに・・・という発想が面白い。スプーンもジャミラの形をしている。
    食べ終わると、ちょうどウルトラ水流でドロドロになった土壌が再現される、という、食後も感傷を誘う一品。ジャミラについては後日改めて書きたい。

    cf.)『ウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6642931.html

    image

    ・暗黒悪魔グラタン。茄子とチーズの漆黒のグラタン。ベリアルを想起させる新メニュー。
    悪魔と契約した気持ちになれる一品。

    image

    cf.)その3はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7199391.html

    cf.)その1はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7199176.html

    [参考]
    怪獣酒場・川崎店

    にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
    にほんブログ村

    PVアクセスランキング にほんブログ村
    たかの特撮ブログ - にほんブログ村

     先日、「怪獣酒場・川崎店」に行ってきた。

    ・影絵がお出迎え。テレスドンとレッドキングがジョッキを持っている。どちらも飲んべえに見える。

    image

    ・かつて幻覚タバコ作戦を講じたメトロン星人が禁煙マークとして登場。メトロン自身はタバコを吸うのだろうか。

    image

    ・シーボーズが尋ね怪獣として手配されている。

    image

    ・キングジョー。壮観だ。

    image

    ・川崎店の店長はバルタン星人。

    image

    ・エレキングのぐい呑み。湖から現れるエレキングを象っている。

    image

    ・夏だったのでトレギアとアストロモンスのかき氷カクテルが期間限定で出ていた。

    image

    ・ハイボール。ケムール人には似合う気がする。

    image

    cf.)その2はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7199391.html

    [参考]
    怪獣酒場・川崎店

    にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
    にほんブログ村

    PVアクセスランキング にほんブログ村
    たかの特撮ブログ - にほんブログ村

     9月19日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第13話「メダルいただきます!」はカネゴン登場の振り返り回。脚本は池田遼。監督は内田直之。

    ・ヨウコのロッカーにはゼットの写真が。

    ・カネゴン登場。ガマ口を提げている。誤ってハルキのウルトラメダルを飲み込んでしまう。

    ・メダルを取り出すために、メダル吸出し作戦、磁石誘導作戦、便秘解消ヨガ作戦を試みるも、全て失敗に終わる。

    ・ヘビクラ隊長にはカネゴンを「寝袋っす」と説明して誤魔化すハルキ。真に受けるヘビクラ「いいなぁ、あれ」。宇宙を旅してきたヘビクラ=ジャグラーといえどもカネゴンは初見だったようだ。

    ・ハルキの貯金箱の金を食べてしまうカネゴン。

    ・ユカによると、前回登場のグルジオライデンはメスだったようだ。

    ・「メダルがハルキを信頼している」と教えてくれるカネゴン。

    ・今回の一件を通して、ゼットがハルキの悩みに気付いて共有してくれることに。

     『ウルトラQ』(1966)第15話「カネゴンの繭」で初めて登場したカネゴン。お金が大好きな金男少年が変身したという設定で、拝金主義を風刺したものだったが、今回はそういったメッセージ性は皆無で、振り返り回にメジャー怪獣を当てて見劣りを防ごうという意図が感じられた。

    cf.)『ウルトラQ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6654971.html

     なお、『ウルトラQ dark fantasy』(2004)第22話「カネゴンヌの光る径」ではカネゴンヌという女の子版が登場している。こちらもハナエという人間の少女が変身してしまう物語。

    cf.)『ウルトラQ dark fantasy』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5984914.html

     そして、『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』(1997)ではデジタルカネゴンが登場。カード決済に対応している。

    cf.)『ウルトラマンゼアス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6013793.html

     因みに、今回監督の内田直之はこれが監督デビュー作となる。前作『ウルトラマンタイガ』(2019)でもそうだったが、最近の円谷プロの新人監督は振り返り回からの出発らしい。

    cf.)第14話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7211913.html

    cf.)第12話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7111869.html

    [参考]
    TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
    にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
    にほんブログ村

    PVアクセスランキング にほんブログ村
    たかの特撮ブログ - にほんブログ村

     9月12日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第12話「叫ぶ命」はグルジオライデン登場回。脚本は根元歳三。監督は武居正能。

    ・今回は久々にクリヤマ長官が登場。レギュラーメンバーながら、出演しない回も多いところを見ると、予算的な問題で登場回数を減らしているのではないか。

    ・セブンガーもウィンダムも歯が立たない。ガンマフューチャー登場。M78流・竜巻閃光斬を放ち、ゼスティウム光線でトドメを刺そうとするが、前回のレッドキングの件がフラッシュバックし、躊躇ってしまう。結果、グルジオライデンに逃げられる。

    ・グルジオライデンはどこかの宇宙人が改造した生物兵器だった。冬眠状態で落下してきたところを山梨の地底に隔離し、10年間も研究材料としてきた防衛軍。今回それが目覚めてしまい、都合が悪くなったので「殺せ」との命令が下り、命が使い捨ての消耗品のように扱われるあたりは、(人間ではなく怪獣ではあるが、)ある種ジャミラ的であり、十分な悲劇性を内包している。

    ・怪獣を殺すことに迷いを覚え、悩むハルキ。対して、「この世界に怪獣の居場所はない」「ちゃんと背負いたいんだ。命を奪う責任を」ときっぱり割り切って考えるヨウコ。ゼットに頼り切ってるだけでは駄目で、自分たちの星は自分たちで守るという気概がある。

    ・ランニングや筋トレで迷いを振り切ろうとするハルキ。腕立てのときに差し込む光が目に当たる。茶色い瞳が垣間見えるのが良い。

    ・グルジオライデンとの再戦。ヨウコがキングジョーに搭乗。台詞のひとつひとつに気迫が籠っており、表情には殺気さえ感じられる。

    ・キングジョーの分離。コアシップ、ヘッドファイター、ブレストタンク、レッグキャリアー。タンクモードになり一斉射撃。粒子砲も兼ね備えている。分離合体は一種の浪漫だ。

    ・作戦失敗し、ウィンダムがグルジオライデンに食べられてしまう。ロボットだからまだいいが、あのコードの一本一本が血管のようにも見えて、想像力を発揮すると見るに堪えない光景。

    ・アルファエッジ登場。グルジオライデンの涙(?)を見て、また発作のように過呼吸気味になり、ゼスティウム光線を撃てなくなる。ゼットはオリジナルに戻ってしまい、カラータイマーが鳴り、攻撃を受けてしまう。

    ・ゼットを守るために立ちはだかるキングジョー。身を挺して守るパターンか、と思いきや、グルジオの攻撃を分離でしっかり避けてゼロ距離でペダニウム粒子砲を撃ち、見事に撃破。

    ・ヨウコの呼びかけに対し、悲痛な雄叫びで返すハルキ「うおぉぉぉ!」

     腰抜けのウルトラマンを防衛隊が守り、防衛隊が怪獣を退治して万事解決。という、ある種禁断のパターンをやってのけた武居監督。「3分の1人前のウルトラマン」という設定だからこそ出来た展開でもある。防衛隊が強ければ、ウルトラマンはいらない。『ウルトラマン80』(1980)最終回では、オオヤマキャップが80とユリアンの助太刀(変身)を拒否し、防衛隊の力だけで怪獣を倒したが、今回のような展開が続くと「ゼットは弱い」「ゼット様いらない」となりかねない。地球人にとっては理想的なパターンかもしれないが、物語にとっては致命的だ。

    cf.)『ウルトラマン80』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6276509.html

     怪獣保護の葛藤についてはシリーズでしばしば問題になるネタだ。『ウルトラマンティガ』(1996)ではクリッターを殲滅するか否か等で防衛隊メンバーに軋轢が生じた。

    cf.)『ウルトラマンティガ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5966349.html

     『ウルトラマンコスモス』(2001)の世界では怪獣保護の観念が根付いており、鏑矢諸島という怪獣保護地区もある。また、『ウルトラマンエックス』(2015)ではザナディウム光線で怪獣をスパークドールズにし、怪獣と共存できる環境が整うまで保管できるという物語上の仕組みがあった。

    cf.)『ウルトラマンコスモス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5982670.html

    cf.)『ウルトラマンエックス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6227759.html

     しかし、今作は怪獣保護の観念もなければ、ザナディウム光線のような便利な光線もない。あくまで駆除対象でしかない怪獣に心を寄せてしまったハルキ。2週にわたり悩むところを見ると、シリーズを通したテーマになる可能性もある。それとも、ゼットの最強形態が登場するまでの一過性の悩みだろうか。

     あるいは、エックスが客演してゼットにザナディウム光線を伝授、なんてことも・・・ないか。

     武居監督は『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』(2019)で、戸井に「怪獣だって生物だろうが」と発言させており、劇中で回収しきれなかったこの問題に、この『ウルトラマンゼット』で改めてチャレンジしているのではないか。今度はハルキの悩みとヨウコの台詞を使って。そんな気がしてならない。

    cf.)『ウルトラマンR/B』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6244727.html

    cf.)第11話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7042263.html


    [参考]
    TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京

    にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
    にほんブログ村

    PVアクセスランキング にほんブログ村
    たかの特撮ブログ - にほんブログ村

     9月5日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第11話「守るべきもの」はレッドキング登場回。脚本は先日早逝した吹原幸太。監督は武居正能。

    cf.)故・吹原幸太についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6267186.html

    ・キングジョーストレイジカスタムが完成。興奮して解説するハルキだが、操作技術不足でまだ乗れない。

    ・採掘場にレッドキングが登場。ヨウコがキングジョーで出撃することに。マイクを渡されたバコさん、「フォースゲート・オープン」の一言。『ウルトラセブン』(1967)でウルトラホークの発進シーンで流れるアナウンスのオマージュだ。当時は満田監督が声を入れていた。

    ・ハルキの回想シーンで登場したのはギーストロン。前作『ウルトラマンタイガ』(2019)第22話で初登場した怪獣だ。2作連続出演となるので、今回は回想だけの登場となったのだろう。

    ・今回は実家の深間市に帰省しているので、私服姿のハルキ。変身バンクは隊員服なので、繋がっておらず、少し違和感が残る。

    ・ベータスマッシュとして闘うゼットの援護に入るキングジョー。意外とシャープな動き。

    ・ゼットとのダブルパンチは第1話で見せたセブンガー&ゼットのダブルパンチの構図に被せている。

    ・レッドキング二代目型の別個体が登場。キングジョーが対峙。機体の反応速度が速すぎるらしく、エースパイロットのヨウコでさえもキングジョーは扱いが難しいらしい。「このじゃじゃ馬め~」

    ・ライトニングジェネレードとM78流・竜巻閃光斬で1体目のレッドキングを倒すアルファエッジ。技の発動バンクが逐一挿入されるので、テンポがわるいが、商戦もあるので挿入はマストなのだろう。

    ・監督の名前が入った「武居興行株式会社」のベルトコンベア越しのカットなど、今回もミニチュア特撮のひと手間が嬉しい。

    ・レッドキングが卵を守っていることを知り、父を失った過去がフラッシュバックし、なんてことをしてしまったんだと後悔の念に駆られるハルキ。キングジョーが放った粒子砲を咄嗟にバリアでガードし、レッドキングを守る。ゼットとレッドキングの間に何らかの意思疎通があり、レッドキングは巣穴に帰る。ピタリと争いを止めてすんなりと帰るあたり、レッドキングにしては物分かりが良過ぎる感があった。

    ・キングジョーはオーバーヒート。気を付けの姿勢をしてから倒れるところは『セブン』第15話のオマージュだが、今回は前のめりに倒れていた。

     怪獣が卵や子どもを抱えているのを発見し、退治を中止し、見逃したり、保護したりする展開は過去シリーズにもよくあるパターン。逆に、卵も含めて全て一掃するケースもあった。

     これまでの回で、人間の都合で目覚めさせてしまった怪獣も遠慮なく倒してきたゼットとハルキ。今回初めて怪獣退治に躊躇いを覚える展開となった。今後、怪獣保護の観念が芽生え、シリーズを通したテーマとなっていくのかは不明だが、次回もハルキが悩む展開になる模様だ。こうした「悩むヒーロー」は、子どもたちに客観的なものの見方を伝えるには良い教材だ。

     サブタイトルの「守るべきもの」とは、人間側からすれば人々の暮らしや命、そして経済の発展であり(採掘もひとつの経済活動)、レッドキング側からすれば、卵であり巣穴の中での安寧な暮らし。人間側の論理でしか考えていなかったハルキが、怪獣側の事情を知る事によりジレンマに立たされ、本当に守るべきものとは何かの判断を迫られる。ウルトラマンとして事態を解決する力を持つ者の判断に全てが委ねられてしまう。だからこそ責任重大であり、ともすれば重責に苛まれてしまう。ヘビクラ隊長が言う「また怪獣が襲ってくる可能性を残した」という点で批判の種を残し、現実社会に寄せたスッキリしない終わり方となった。

    cf.)第12話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/7111869.html

    cf.)第10話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6974648.html


    [参考]
    TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京

    にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ
    にほんブログ村

    PVアクセスランキング にほんブログ村
    たかの特撮ブログ - にほんブログ村

    このページのトップヘ