たかの特撮ブログ

特撮ブログです。
ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    2020年12月

     「トレギアのブラッククリスマス」開催中の怪獣酒場・新橋蒸溜所。

    この日は同僚を連れて馳せ参じた。

    ・ミート!ミート!ミート!~3種のクリスマスグリル~
    チキン・ビーフ・ポークの3種類の肉をそれぞれのソースで堪能できるボリューム感のある一品。
    まさに肉!肉!肉!
    たんぱく質のオンパレードだ。トレギアらしさはどのあたりにあるのだろうと思ったが、この「肉々しい」を「憎々しい」と読み替えれば、「タロウへの憎しみ」と捉えることもできる。深読みしすぎだろうか。。。

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    ・トレギア's バタフライピー~マッドサイテンティストのハーブティーカクテル~
    バタフライピーとはタイの公園や庭に生息しているマメ科の植物(チョウマメ)を使ったハーブティー。花の花びらが蝶に似ていることから「バタフライ」。後ろに「ピー」(豆)を付けたのが名前の由来。小さなビーカーに入ったレモン(ライムかも)水を入れるとコバルトブルーからパープルへ。クエン酸が反応して色が変わるのだ。闇に堕ちたトレギアの変貌を暗示しているかのよう。理科の実験気分を味わえるのも良い。因みにノンアル。

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    ・ロールケーキ&アイスクリーム~チョコとミントの狂宴~
    チョコアイスとミントの風味が効いたロールケーキ。闇の紳士が放つ冷気で闇へと誘う一品。
    クリームに刺さっているトレギア・アイを救出し、丁寧にクリームを拭いて持ち帰ることにした。

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    ・ジャミラの想い ver.2「国際会議場タコライスを破壊せよ!」
    国際会議場に見立てたタコライスをジャミラを象ったスプーンで崩していく。国旗を薙ぎ倒して力尽きたジャミラに代わって、会議場をズタズタに壊してやれば、少しはジャミラも浮かばれるだろうか。
    因みに、川崎店のジャミラの想いはボリューミィなティラミスだった。

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    ・ケムール人特製「本日の燻製盛り合わせ」
    ケムール人は煙のように相手を消してしまうことから名付けられた。故に燻製メニューに抜擢されたのだろう。ケムール人の顔を象った皿がユニーク。『ウルトラQ』(1966)第19話「2020年の挑戦」で初登場したケムール人。そのメニューを2020年にいただくのは感慨深い。

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    ・この日の戦利品。
    トレギア・アイ。
    コルクコースターはクレージーゴン、ニセ・セブン、ガンダー。
    紙コースターはアンゴーラス、ラブラス、ガルタン大王、ゲラ。

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    ・レッドキング3代目!

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    ・トレギアのポストカードは種類がかぶらないように店員さんが気を遣って選んでくれた。

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    cf.)その13はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8158077.html

    cf.)その11はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/7828427.html


    [参考]
    怪獣酒場・新橋蒸溜所

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     12月12日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第24話「滅亡への遊戯」はデストルドス登場回。脚本は吹原幸太。監督は田口清隆。

    cf.)故・吹原幸太についてはこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6267186.html

    ・ウルトロイドゼロに乗り込もうとするジャグラー。そこにクリヤマ長官が変身したファイブキングが迫る。ゼッパンドンに変身して対抗するジャグラー。合成怪獣対合成怪獣の構図だ。

    ・ジャグラー「昔、大きな木を斬ったことがあってな…」この台詞は『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』(2016)の回想台詞だ。争いを止めるために惑星カノンの「命の木」を斬るが、コスモス(ムサシ)やダイナ(アスカ)に「そんなのは光の戦士の戦い方じゃねぇ」と全否定される。ジャグラーの中ではまだ納得がいっていないようだ。自らを正義と信じて疑わない奴らに「正義の危うさを味わわせるため」にウルトロイドゼロが必要という。具体的にウルトロイドゼロで何をしたいのか語られていないので、よく分からない。また、大事に手入れしていた盆栽は「命の木」オマージュのアイテムだった。

    cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6231535.html

    ・インナースペースのジャグラーは顔だけ人間態で体が魔人態のバージョン。表情の演技がほしかったのだろう。

    ・ファイブキングの隙をつくゼッパンドン。しかし、倒れたハルキを人質に取られ、ハルキを見捨てられず、ファイブキングと相討ちに。ベリアルメダルが長官に奪われてしまう。このとき、どうせなら落ちているメダル全部とゼットライザーも奪ってしまえばいいのに…と誰もが思うのではないか。。。しかし、それでは物語が破綻してしまうのでベリアルメダルのみの回収に留められている。

    ・ユカ、「地球がひとつの生命体である」というガイア理論を語る。

    cf.)『ウルトラマンガイア』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5911369.html

    ・クリヤマ長官(セレブロ)の口から真の目的が語られる。文明に武器を作らせ、その武器を利用して滅亡させる「文明自滅ゲーム」をしているという。ヨウコに乗り移ったセレブロはベリアルメダルをウルトロイドゼロに投げ込む。ただメダルを投げ込んだだけでウルトロイドゼロに融和してしまう設定が(?)となったが、そこはそうなるようにセレブロが設計をいじったり、予め細工していたのだという妄想で穴埋めしよう。

    ・世界各地に怪獣が出現。クレッセント、ダンカン、アーストロン、バードン、サタンビートル、マジャバ。『ウルトラマングレート』(1990)に登場したマジャバは田口監督のお気に入り怪獣のひとつ。地図上でもしっかりオーストラリア西部に出現したと表示されている。

    cf.)『ウルトラマングレート』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5948869.html

    それらの怪獣たちを吸収していったウルトロイドゼロの次なる狙いは、レッドキング。

    ・「そうか…行ってこい!」悟ってくれたバコさんに見送られ、ゼットに変身して駆け付けるハルキ。レッドキングは吸収された後だったが、卵はかろうじて守る。

    ・怪獣メダルの力でウルトロイドゼロが変貌。死と破壊の王「デストルドス」が誕生する。吸収した各怪獣の特徴が反映されており、腹部の昆虫顔はおそらくマジャバがモチーフだろう。全体の雰囲気としては『ウルトラマンネクサス』(2004)に出て来たイズマエルに似ている。

    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5869472.html

    ・ベータスマッシュやガンマフューチャーも歯が立たない。D4レイを喰らい、消滅するゼット。倒れたハルキにゼットが語りかける赤バックのシーンは、初代『ウルトラマン』(1966)の最終回、倒れたウルトラマンにゾフィーが語りかけるシーンのオマージュ。

    cf.)『ウルトラマン』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6642931.html

    ・ゼット「ウルトラ寂しい気持ちで一杯でございます」シリアスな展開のここでクスッとさせてくるところが吹原脚本の醍醐味なのだろう。

    ・ヘビクラ=ジャグラー「俺たちの基地を取り戻しに行くぞ」一致団結の雰囲気だが、ストレイジの面々を欺いていた魔人を果たして本当に信用できるのか?「敵の敵は味方」の論理だろうか。

     話の展開としては『ウルトラマンダイナ』(1997)最終章Ⅰで登場したテラノイドがスフィアに憑りつかれゼルガノイドになってしまう件と似ていた。超兵器は諸刃の剣。行き過ぎた科学はときに人類自身の首を絞める。核兵器や原発への警鐘メッセージが読み取れる。実際、レッドキングが吸収されるCG表現はまるで原爆で溶けていくかのような絵作りだった。

    cf.)『ウルトラマンダイナ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5972025.html

     次回の最終回に向けて物語が収斂していくが、ジャグラーの真意や立ち位置がまだぼやけているので、最終回でどういうところに落ち着くのかが気になるところ。それにより今後もジャグラー人気が長続きするか否か、左右されることになるだろう。

    cf.)最終話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8196855.html

    cf.)第23話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8068012.html


    [参考]
    TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京

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     引き続き「特撮のDNA」レポ。

    今回は『ウルトラマンマックス』(2005)のブースより。

    cf.)『ウルトラマンマックス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5997988.html

    ・マックスの飛行シーン用人形。
     マックスはセブンタイプを基調とし、胸にはフェニックスをモチーフとした装飾がデザインされている。セブンのアイ・スラッガーにあたるマクシウムソードは分離型ではなく、頭部の隙間に仕舞えるよう収納型となっている。これは分離型にしてしまうと、スラッガー(ソード)を外した姿が禿ているように見えてしまうためである。

     禿と言われようが何と言われようが、敵を倒すために潔くスラッガーを外す姿が格好良いのだが、そこまでの理解を素人に求めるのは難しい。大衆に迎合してルックスのキープに舵を取ったようだ。

     コアなファンになると、スラッガーを外したセブンは禿には見えず、むしろ凛々しいと感じるようになるのだ。

     マックスは平成シリーズにしては珍しく、タイプチェンジをせず、脚本も原点回帰の方向性が採られた。即ち、基本的に1話完結で怪獣の出自等もしっかり描かれ、人間ドラマの面白さも腰を据えて取り組まれている。撮影スケジュールの関係で映画がなかったことだけが残念。

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    ・マックススパーク。平成シリーズにしては珍しく、余計なギミックがなく、フェニックスを象った意匠が素晴らしい。

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    ・DASHバード1号(赤)、2号(青)、3号フライモードとドリルモード(黄)。

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     すべて撮影用オリジナル。

     『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)ではベリアルに蹴散らされるモブ的役割だったが、2020年12月現在放送中の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではゼノンとの共闘が実現。ファンを喜ばせた。今後も活躍が期待される。

     それにしても、ガイア~マックス間に、平成セブン、ネオス、ナイス、コスモス、ネクサスがあるのだが、それらの展示がなかったのは残念。いずれまた別の機会に展示してほしい。

    cf.)その18はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8180513.html

    cf.)その16はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8094679.html

    [参考]
    「特撮のDNA~ウルトラマンGENEOLOGY~」©円谷プロ・特撮のDNA製作委員会
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     引き続き「特撮のDNA」レポ。

    今回は『ウルトラマンガイア』(1998)のブースより。

    cf.)『ウルトラマンガイア』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5911369.html

    ・ガイア(V2)の飛行シーン用人形。ガイアのマスクは頭部の削り具合がティガの発展形のような印象。

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    ・アグル(V1)の飛行シーン用人形。アグルのマスクは頭部を見るとダイナの発展形のような印象。また、眼の形が世を拗ねた感じやニヒルな表情を醸し出している。体のデザインはV2よりV1の方が格好良くて好きだ。もちろんV2も黄金のラインが入って格好良いのだが。

    こうして見ると、ウルトラマンは顔のパーツひとつで随分表情が変わることが分かる。

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    ・XIGファイターSSとSG。
    そしてアグレイターとエスプレンダー。

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    ・XIGファイターEXとGT。

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     すべて撮影用オリジナル。

    ガイアとアグルは近年では『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』(2016)に客演している。
    今後もスポットライトが当たることに期待したい。

    cf.)その17はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8104475.html

    cf.)その15はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8084850.html


    [参考]
    「特撮のDNA~ウルトラマンGENEOLOGY~」©円谷プロ・特撮のDNA製作委員会

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     引き続き「特撮のDNA」レポ。

    今回は『ウルトラマンダイナ』(1997)のブースより。

    cf.)『ウルトラマンダイナ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5972025.html

    ・ダイナ フラッシュタイプの飛行シーン人形。初代ウルトラマンのマスクを基調としながら、頭部の先端を後ろに流すのではなく、前方に持ってくるという、よく考えてみると大胆なデザイン。エースのトサカとも似て非なる絶妙な形状。リーゼントのようにも見える。

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    ・ガッツイーグルα号(赤)、β号(青)、γ号(黄)。
    そしてリーフラッシャー。すべて撮影用オリジナル。

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    ・3機が合体したガッツイーグル。これも撮影用オリジナル。

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     ダイナは映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)での客演以来、TDGの中で最も客演が多い。近年では『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』(2016)に登場し、貫禄のある大先輩格のポジションとなっている。つるの剛士の庶民派的イメージやキャスティングのしやすさも然ることながら、それだけ人気が高いということの証左でもある。今後も活躍が期待される。

    cf.)その16はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8094679.html

    cf.)その14はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8084297.html

    [参考]
    「特撮のDNA~ウルトラマンGENEOLOGY~」©円谷プロ・特撮のDNA製作委員会
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