1996年に発売されたOVA『ウルトラマン超闘士激伝』は、1993年から1997年まで『コミックボンボン』(講談社)で連載された同名漫画が原作。もとはバンダイから発売されたガシャポンを中心とした玩具企画から始まった。2014年からは『ガシャポンワールド』で新章が連載されている。


 原作は磋川竜(三条陸)、作画は栗原仁。ウルトラ戦士や怪獣・宇宙人たちが装鉄鋼(メタルブレスト)と呼ばれる鎧を身に着け、「闘士(ファイター)」となって闘いを繰り広げる。物語は「メフィラス大魔王編」「ヤプール編」「ゴーデス編」「エンペラ星人編」の4部構成。その後、新シリーズ『ウルトラマン超闘士鎧伝』へ移行し、第1弾「エンペラ星人編(ウルトラクロス編)」と第2弾「ダークベンゼン編」を展開した。


 90年代当時はSD(スーパーデフォルメ)ヒーローが流行しており、『SDガンダム』や『仮面ライダーSD』などの作品が多数生み出されていた。


 OVA版は時系列的にゴーデス編終了後からエンペラ星人編の間に位置付けられており、それまでウルトラシリーズの現像を担当していた東京現像所が携わる最後のウルトラ作品となった(本作以降はIMAGICA)。2014年にDVD版が限定発売されている。怪彗星ツイフォンが彗星戦神ツイフォンとなって襲来し、ウルトラマンとメフィラス大魔王の記念試合に乱入する、という内容。


 過去作の防衛チームが混合チームとして存在。戦闘機などの防衛メカがロボット変形したり、ウルトラ戦士の鎧に変形したりもする、ユニークな設定。アニメ作品ならではの戦闘表現が見どころである。



[参考]
DVD『ウルトラマン超闘士激伝』©円谷プロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマン超闘士激伝
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