7月18日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第5話「ファースト・ジャグリング」はペギラ登場回。ヘビクラ隊長がジャグラーであることが明らかとなり、ゼッパンドンも登場。脚本は中野貴雄。監督は辻本貴則。
・「寒い」と「アッサム」を掛けたオヤジギャグを披露するヘビクラ隊長。アッサムティーを片手に笑顔。ジャグラーに因んでコーヒーギャグだったらより良かった。
cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6231535.html
・怪獣の登場シーンにこだわりを見せる辻本監督。今回は氷河が割れるカットや、黒煙がもくもくと渦を巻くカットを挿入。この黒煙カットは原典『ウルトラQ』(1966)第5話「ペギラが来た!」や第14話「東京氷河期」で登場した黒煙のオマージュ。
・サーモグラフィーで黒煙の中にペギラの影が確認できた後、ペギラが降りてきてさっそく街を凍らせる。出現理由は温暖化の影響だろうと劇中で説明されている。凍る噴水の横で小便小僧も凍っている。
cf.)ペギラ初登場回『ウルトラQ』第5話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6605555.html
・「寒い」と「アッサム」を掛けたオヤジギャグを披露するヘビクラ隊長。アッサムティーを片手に笑顔。ジャグラーに因んでコーヒーギャグだったらより良かった。
cf.)『ウルトラマンオーブ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6231535.html
・怪獣の登場シーンにこだわりを見せる辻本監督。今回は氷河が割れるカットや、黒煙がもくもくと渦を巻くカットを挿入。この黒煙カットは原典『ウルトラQ』(1966)第5話「ペギラが来た!」や第14話「東京氷河期」で登場した黒煙のオマージュ。
・サーモグラフィーで黒煙の中にペギラの影が確認できた後、ペギラが降りてきてさっそく街を凍らせる。出現理由は温暖化の影響だろうと劇中で説明されている。凍る噴水の横で小便小僧も凍っている。
cf.)ペギラ初登場回『ウルトラQ』第5話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6605555.html
cf.)ペギラ2回目の登場回『ウルトラQ』第14話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6614835.html
・辻本監督は車が怪獣災害に巻き込まれる様子にもこだわりがある。今回は車の内引きカットでドーナツ等が舞い、逆さまに墜落してからペギラに踏みつぶされ爆発するという散々な運命を辿った車だった。
・ハルキが駆ける道の影に「むつき信用金庫」のATMが。「むつき」は辻本監督の愛犬の名前だろう。
愛犬家の辻本監督は『ウルトラマンエックス』(2015)第6話・第7話に登場するルディアンの顔をむつきに似せるようオーダーしたり、第18話に登場する宇宙化猫の名前をむつきに因んで「ムー」と名付けている。
cf.)『ウルトラマンエックス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6227759.html
・ウィンダムがペギラの冷凍ガスで凍ってしまう。その脇には「all78」なる店が。78円ショップだとしたら激安店だ。売っているものによるが。M78星雲に因んだのだろう。
・ハルキからゼットライザーを奪い、とある森林でダークゼットライザーを作るジャグラー。
cf.)ジャグラーの由来や設定についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6077982.html
・保育園の内引きカット。室内の飾りつけも非常に凝っている。壁には「?-ちゃん保育園」と貼ってある。「うーちゃん保育園」または「むーちゃん保育園」だろうか。先述の宇宙化猫に因んで「むーちゃん」の方が可能性が高そうだ。
・ハルキが奮起し、セブンガーに搭乗、頭突きアタックをかます。
・セブンガーがジェット噴射の熱でウィンダムの氷を溶かす。ロボット同士の助け合い感が良い。
・雄々しく立つペギラの傍に、これまた辻本監督の愛犬が載った看板が。「ロイヤルモフモフ」と書いてある。何の宣伝なのかよく分からない。因みに、『THE NEXT GENERATION-パトレイバー-』(2014)の辻本監督回では愛犬と辻本監督の2ショットシーンが存在する。
・セブンガーの硬芯鉄拳弾。今回は時限発動式に設定され、ハルキがヨウコを助けている間に発射された。
・ウィンダムのコックピットからヨウコを救い出すハルキ。コックピットはウィンダムの首元にあるようだ。
・ペギラの冷凍ガスからハルキを守ったジャグラー。赤く光る蛇心剣がカッコいい。
・ゼットライザーを返してもらい、ようやくアルファエッジに変身。空中戦を繰り広げる。主観カットを交えたり、大迫力のシーンとなった。『ウルトラマンオーブ』(2016)第1話や『ウルトラマンR/B』(2018)第5話で田口監督が演出した空中戦カットとどことなく似ており、参考にしたのではないだろうか。だとしたら、作品内で監督同士が刺激し合ってより良い映像が生まれている証である。
・ゼスティウムメーザー。
・超古代の石器がなぜか光り輝き、ゼットのもとへ。ゼットランスアロー登場。
・かつて自分を封印した武器の出現に仰天の表情を見せるペギラ。眠たそうな表情が売りのペギラだが、瞼を完全に開いた記念すべきカット。『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』(2019)の際に新造された着ぐるみ。
・ゼットランスファイヤー。逐一「Z」の文字にこだわる演出だが、「自己主張が強い」という声も。この傾向はウルトラマンビクトリーやウルトラマンエックスにも見られる。
cf.)ビクトリー登場の『ウルトラマンギンガS』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6145930.html
cf.)『ウルトラマンエックス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6227759.html
・ペギラ大爆発!ナパーム使用のオープンカットだろう。画面の隅には「7GER」という店が。
・ジャグラーがあの全身黒タイツで変身。ゼッパンドン登場。メダルはゼットン・パンドン・マガオロチだった。マガオロチで闇の力を補った、ということか。ゼットはアローショットで対応。
・ゼスティウム光線。今回初めて地上撃ちだった。
・ゼッパンドンシールドで防がれてしまう。
・「怪獣退治の専門家」という台詞がハルキから飛び出す。『ウルトラマン』(1966)の主題歌に出てくる言葉である。歌詞は科特隊の主観で語られており、ストレイジ=科特隊とするなら、状況にマッチした台詞だ。
cf.)『ウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6642931.html
ヨウコも「これが私の仕事だから」という台詞を吐いており、プロ意識もこの回のテーマだろう。
・ゼットアイスアロー。商戦もあるので、主要な技3つ全てを使う展開となったのだろう。
・ゼットランスアローを持ったアルファエッジのあおりカット。『ウルトラマンタイガ』(2019)第18話でもトライブレードを構えたタイガのあおりカットを演出した辻本監督。スタッフが意図を汲み取って合成したらしいが、今回も見事な仕上がりとなっている。
cf.)『ウルトラマンタイガ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6253725.html
・カメラ目線で「面白れぇ」と呟くヘビクラ=ジャグラー。今のところ、何がしたいのかよく分からないが、ゆくゆく明らかになっていくのだろう。
ペギラ、ジャグラー、ゼッパンドン、ゼットランスアロー、プロ意識・・・という内容盛り沢山の脚本だった。ゼットランスアローがなぜゼットに力を貸したのか、そのあたりの描写が薄いが、テンポよく進む物語と大迫力でこだわりの詰まった特撮カットのおかげでそんなに気にならないよう作られている。中野貴雄脚本のバランス感覚と辻本監督のこだわり特撮が見事に融合された結果だ。
次回はギルバリスとジード ギャラクシーライジングが登場。待望の坂本監督回が始まる。リクがどういう絡みを見せるのか気になるところ。。。
cf.)『ウルトラマンジード』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6238261.html
cf.)ギルバリス登場の劇場版『ジード』前編はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5719972.html
cf.)後編はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5768026.html
cf.)第6話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6652705.html
cf.)第4話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6535953.html
[参考]
You Tube ウルトラマン公式 ULTRAMAN OFFICIAL by TSUBURAYA PROD.チャンネル
『ウルトラマンZ』第5話「ファースト・ジャグリング」-公式配信- "ULTRAMAN Z" Episode 5 -Official-
https://www.youtube.com/watch?v=4eRR3rosNCg
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