『ウルトラQ』(1966)第9話「クモ男爵」で、最後に炎上し崩れ落ちる洋館。
ガラガラと音を立てて落ちる瓦礫、立ち昇る炎・・・。映像の迫力に圧倒されていると見落としてしまいそうだが、実は壁を壊す人間の手が一瞬映っている。これはスタッフの手。誤って映りこんでしまったようだ。
監修の円谷英二の目に引っ掛からず、そのまま放送されてしまったようだ。
ガラガラと音を立てて落ちる瓦礫、立ち昇る炎・・・。映像の迫力に圧倒されていると見落としてしまいそうだが、実は壁を壊す人間の手が一瞬映っている。これはスタッフの手。誤って映りこんでしまったようだ。
監修の円谷英二の目に引っ掛からず、そのまま放送されてしまったようだ。
因みに、2011年に発売された『総天然色ウルトラQ』では合成処理でこの手は消され、炎が追加されている。
まだ若いスタッフたちの試行錯誤の連続だった特撮現場。円谷英二のダメ出しによる撮り直しも多かったようだ。破壊シーンでNGが出ればまた作り直し。緊張感のある現場だったに違いない。ぎこちない動きに、観ている視聴者をもハラハラドキドキさせる。逆にあら捜しをする楽しみ方もある。
アナログ特撮のひとつの魅力でもある。
cf.)『ウルトラQ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6654971.html
[参考]
DVD『ウルトラQ』©1966円谷プロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラQ
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