『ウルトラマンティガ』(1996)はウルトラシリーズ30周年記念作品であり、平成テレビシリーズ最初のウルトラマン。

 主人公・ダイゴ隊員を演じたのはV6の長野博。実は撮影期間中、手を骨折していた。

 主題歌である『TAKE ME HIGHER』(V6)の振り付けにバック転があり、うまくできなかったために毎回練習していたが、あるとき楽屋で練習中に着手を誤り、左手を骨折。

 後日、撮影現場で「ごめんなさい、折っちゃいました!」と話したところ、脚本を書き換えてもらえたとのこと。

 第15話「幻の疾走」の冒頭でガッツウィングが墜落し、乗っていたダイゴ隊員(長野博)とシンジョウ隊員が怪我をする展開になっている。ダイゴ隊員は左手に包帯を巻いており、痛々しい様相。

 ガゾートⅡとティガとの闘いでは、ティガに変身後、左手をグーパーと動かして頷く仕草をしている。スーツアクターの権藤俊輔が本編に合わせて演技してくれたという。

 第16話「よみがえる鬼神」でも、ティガに変身後、左手をグーパーと動かして首を傾げる仕草が。因みに、このときのスーツアクターは中村浩二。

 忙しいアイドル業の傍ら、撮影に参加していた長野博。かなり大変だったと思うが、今年発売された『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.03 ウルトラマンティガ』でインタビューに快く答えており、今でも大切な思い出として想ってくれていることがファンとしては嬉しい限りである。

cf.)『ウルトラマンティガ』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5966349.html

[参考]
DVD『ウルトラマンティガ』©1996円谷プロ
『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.03 ウルトラマンティガ』出版:講談社

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