11月21日(土)放送の『ウルトラマンゼット』第21話「D4」はケルビム登場回。脚本は鈴木智。監督は武居正能。
・異次元に秘められた破壊力を応用した兵器「D4レイ」が実験段階に入った。キングジョーSCに搭載される予定。
・GAFJのユウキマイが登場。演じているのは林摩耶。『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』第2話「地を這う女王」のネットカフェ店員役でも出演している。
・「ウルトラマンは不確定要素なんだよ」というクリヤマ長官。これは確かにそう。だからこそ歴代のシリーズの防衛隊はより強い力を求めて軍備増強していく傾向にあり、ストレイジも例外ではないようだ。
・ケルビムが隕石となって宇宙から降ってくる。これはD4の実験に引き寄せられているためだという。「力は力を呼ぶか・・・」とヘビクラ=ジャグラー。
・次々と降ってくるケルビム。『ウルトラQ』(1966)第16話「ガラモンの逆襲」でガラダマとして降ってくるガラモンを想起させる。
cf.)『ウルトラQ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6654971.html
・ペダニウムで出来た砲身でもD4の威力には耐えられないかもしれない。D4使用を命令してくる長官に対して「黙ってろ!」とキレるヘビクラ=ジャグラー。
・宇宙にはマザーケルビムがいた。地上のケルビムはキングジョーSCに任せ、ゼットはマザーケルビムをデスシウムスラッシュで倒す。
・D4レイを使用するヨウコ。一瞬で消えるケルビムの消え方は『ウルトラマンメビウス』最終話「心からの言葉」でエンペラ星人の光線を受けて消えるメビウスを想起させる。
cf.)『ウルトラマンメビウス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6016964.html
・次元崩壊を引き起こしかけるが、ゼスティウム光線をぶつけて崩壊を食い止める。キングジョーSCをお姫様抱っこして助けるゼット。
・命令違反を咎められ、ストレイジは解散させられてしまう。
『ウルトラセブン』(1967)第26話「超兵器R1号」に通じるところがある核兵器を意識した回だった。放射能の問題を持ち出すのは問題になるからなのか、次元崩壊というSF的設定を持ち出して「禁断の兵器」感を演出。一時はヨウコの命が失われる、あるいは危篤になる展開なのか、とも思ったが、そこはゼットが守り切り、ハード過ぎる展開は避けた模様。
cf.)『ウルトラセブン』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6375058.html
破壊のあとにその地に残る後遺症のような設定があると、より現実に寄せた社会派回になったのだが、その点は残念。無難な方に収まった感がある。要するにパンチが足りないのだ。
人類が武力に溺れて「力の暴走」を引き起こし、その事態をウルトラマンがなんとか収拾させるという、よくあるフォーマット。だがゼット自身は、人類が自身の力で地球を守れるようになるのは良い事であると言い、強すぎる力への警戒はあまり感じられない。未熟で経験値が浅い故か。
そして防衛隊の解散。かつてMATやTACが幾度となく解散の危機に瀕したが、今回は本当に解散するパターン。因みに、平成ウルトラセブンのウルトラ警備隊も、宇宙人たちが成り替わった上層部たちによって一時解散させられている。
cf.)第22話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8018565.html
cf.)第20話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/7857420.html
[参考]
TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
https://ja.wikipedia.org/wiki/林摩耶
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・異次元に秘められた破壊力を応用した兵器「D4レイ」が実験段階に入った。キングジョーSCに搭載される予定。
・GAFJのユウキマイが登場。演じているのは林摩耶。『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』第2話「地を這う女王」のネットカフェ店員役でも出演している。
・「ウルトラマンは不確定要素なんだよ」というクリヤマ長官。これは確かにそう。だからこそ歴代のシリーズの防衛隊はより強い力を求めて軍備増強していく傾向にあり、ストレイジも例外ではないようだ。
・ケルビムが隕石となって宇宙から降ってくる。これはD4の実験に引き寄せられているためだという。「力は力を呼ぶか・・・」とヘビクラ=ジャグラー。
・次々と降ってくるケルビム。『ウルトラQ』(1966)第16話「ガラモンの逆襲」でガラダマとして降ってくるガラモンを想起させる。
cf.)『ウルトラQ』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6654971.html
・ペダニウムで出来た砲身でもD4の威力には耐えられないかもしれない。D4使用を命令してくる長官に対して「黙ってろ!」とキレるヘビクラ=ジャグラー。
・宇宙にはマザーケルビムがいた。地上のケルビムはキングジョーSCに任せ、ゼットはマザーケルビムをデスシウムスラッシュで倒す。
・D4レイを使用するヨウコ。一瞬で消えるケルビムの消え方は『ウルトラマンメビウス』最終話「心からの言葉」でエンペラ星人の光線を受けて消えるメビウスを想起させる。
cf.)『ウルトラマンメビウス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6016964.html
・次元崩壊を引き起こしかけるが、ゼスティウム光線をぶつけて崩壊を食い止める。キングジョーSCをお姫様抱っこして助けるゼット。
・命令違反を咎められ、ストレイジは解散させられてしまう。
『ウルトラセブン』(1967)第26話「超兵器R1号」に通じるところがある核兵器を意識した回だった。放射能の問題を持ち出すのは問題になるからなのか、次元崩壊というSF的設定を持ち出して「禁断の兵器」感を演出。一時はヨウコの命が失われる、あるいは危篤になる展開なのか、とも思ったが、そこはゼットが守り切り、ハード過ぎる展開は避けた模様。
cf.)『ウルトラセブン』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/6375058.html
破壊のあとにその地に残る後遺症のような設定があると、より現実に寄せた社会派回になったのだが、その点は残念。無難な方に収まった感がある。要するにパンチが足りないのだ。
人類が武力に溺れて「力の暴走」を引き起こし、その事態をウルトラマンがなんとか収拾させるという、よくあるフォーマット。だがゼット自身は、人類が自身の力で地球を守れるようになるのは良い事であると言い、強すぎる力への警戒はあまり感じられない。未熟で経験値が浅い故か。
そして防衛隊の解散。かつてMATやTACが幾度となく解散の危機に瀕したが、今回は本当に解散するパターン。因みに、平成ウルトラセブンのウルトラ警備隊も、宇宙人たちが成り替わった上層部たちによって一時解散させられている。
cf.)第22話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8018565.html
cf.)第20話はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/7857420.html
[参考]
TV『ウルトラマンゼット』©2020円谷プロ・ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
https://ja.wikipedia.org/wiki/林摩耶
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