引き続き「特撮のDNA」レポ。

今回は『ウルトラマンマックス』(2005)のブースより。

cf.)『ウルトラマンマックス』総論はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/5997988.html

・マックスの飛行シーン用人形。
 マックスはセブンタイプを基調とし、胸にはフェニックスをモチーフとした装飾がデザインされている。セブンのアイ・スラッガーにあたるマクシウムソードは分離型ではなく、頭部の隙間に仕舞えるよう収納型となっている。これは分離型にしてしまうと、スラッガー(ソード)を外した姿が禿ているように見えてしまうためである。

 禿と言われようが何と言われようが、敵を倒すために潔くスラッガーを外す姿が格好良いのだが、そこまでの理解を素人に求めるのは難しい。大衆に迎合してルックスのキープに舵を取ったようだ。

 コアなファンになると、スラッガーを外したセブンは禿には見えず、むしろ凛々しいと感じるようになるのだ。

 マックスは平成シリーズにしては珍しく、タイプチェンジをせず、脚本も原点回帰の方向性が採られた。即ち、基本的に1話完結で怪獣の出自等もしっかり描かれ、人間ドラマの面白さも腰を据えて取り組まれている。撮影スケジュールの関係で映画がなかったことだけが残念。

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・マックススパーク。平成シリーズにしては珍しく、余計なギミックがなく、フェニックスを象った意匠が素晴らしい。

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・DASHバード1号(赤)、2号(青)、3号フライモードとドリルモード(黄)。

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 すべて撮影用オリジナル。

 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009)ではベリアルに蹴散らされるモブ的役割だったが、2020年12月現在放送中の『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではゼノンとの共闘が実現。ファンを喜ばせた。今後も活躍が期待される。

 それにしても、ガイア~マックス間に、平成セブン、ネオス、ナイス、コスモス、ネクサスがあるのだが、それらの展示がなかったのは残念。いずれまた別の機会に展示してほしい。

cf.)その18はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8180513.html

cf.)その16はこちら→http://tokusatsu-ultra.xyz/archives/8094679.html

[参考]
「特撮のDNA~ウルトラマンGENEOLOGY~」©円谷プロ・特撮のDNA製作委員会
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