たかの特撮ブログ

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    カテゴリ:ウルトラマン > 帰ってきたウルトラマン

     『帰ってきたウルトラマン』(1971)第8話「怪獣時限爆弾」はゴーストロン登場回。脚本は田口成光。監督は筧正典。特殊技術は高野宏一。

    ・ゴーストロン。スーツアクターは遠矢孝信。着ぐるみはアーストロンの改造で、劇中での言及はないが、アーストロンの弟と言われている。金を食べるという裏設定もある。声がかわいく、あぐらをかいたり、のほほんとしていてどこか憎めない怪獣。

    ・「一発でOKです」と言い放ち、揚々と出撃した郷だが、いきなり火を吹いてきたゴーストロンに虚を突かれ、ミスをしてしまう。岸田開発のX弾の時限発射ボタンの方を押してしまったのだ。

    ・隊長との柔道稽古。いつもなら負けるはずがないところを、集中力を欠き、負けてしまう郷。
    先のミスは自分の油断に原因があったと気付かされる。加藤隊長の笑顔がいい。

    ・ジャイロで近づいたときに咄嗟に火を吹いてくるゴーストロン。炎が上にホップしている。これは要注意な軌道だ。

    ・ゴーストロンは視力は20メートル程しか見えないほど退化しているが、聴力はあり、音に反応して素早い動きをすることに思い当たる郷。

    ・次郎君は友達からMATの不評を聞かされ、郷からもらった花を自ら落として花瓶を割ってしまう。

    ・手前に木を据え、奥にゴーストロンとウルトラマンを配置した絶妙なアングルだ。

    ・X弾が爆発したら大変なことになる。時計の針が刻一刻と進み、一同の脳裏に最悪の事態がよぎる緊張感。

    ・ウルトラマンはゴーストロンを宇宙へ運び、そこで爆発させた。

    ・富士山をバックにMAT一同の安堵が描かれる。


     どんな任務も「緊張感」を持って油断せずに取り組むべしという教訓ある回となった。郷の成長を喜ぶ加藤隊長の笑顔が印象的。迫りくる時間という「緊張感」もあり、二重の意味で「緊張感」がテーマとも言える回となった。

    cf.)『帰ってきたウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6315068.html

    [参考]
    DVD『帰ってきたウルトラマン』©1971円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴーストロン
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     『帰ってきたウルトラマン』第2話「タッコング大逆襲」はヒーローが変身不能に陥るというフォーマットを生み出した回。


    ・MATに入隊した郷。剣道では上野隊員や丘隊員を負かし、柔道では南隊員を負かし、射撃では岸田隊員を負かす。ウルトラマンの超能力を体得してしまった郷は常人の能力を超えてしまい、慢心する。

    ・タッコング出現。丸い体と小さい顔、短い手足が非常にかわいい。尻尾の形もユーモラスだ。スーツクターは遠矢孝信。デザインは池谷仙克。中に人が入っていると思わせないように意識したという。造型は安丸信行。

    ・作戦を無視し、南隊員の制止も聞かず勝手に攻撃を始めてしまう郷。

    ・作戦は失敗し、南隊員は怪我をしてしまう。

    ・「ウルトラマンになれ!」と言っても何も起こらない。

    ・責任を被ろうとする南隊員だが、郷の勝手な判断だったことがバレ、加藤隊長は郷に解雇を言い渡す。

    ・アキの洋服店に寄り、坂田自動車工場に戻る郷。しかし、坂田は郷を突き放す。

    ・人間・郷秀樹として全力を尽くさなければいけなかったことに気づき、反省する郷。

    ・タッコングが再び現れる。オイルが流れるパイプを破壊する。

    ・オイルプラントを襲う。炎に包まれる工場。『ウルトラマン』(1966)第13話「オイルSOS」を想起させる、画面が炎で埋まる程の危険な特撮。

    ・破壊された箇所から原油が漏れる描写も素晴らしい。

    ・現場作業員と南隊員を助けに奮闘する郷。立ち上る炎を上着で消そうとしていると、光が訪れ、ウルトラマンに変身。作業員たちを助けるカットがないが、そこは安全な場所に彼らを置いたシーンを想像で補うしかない。

    ・口から水流を噴射するタッコング。

    ・スペシウム光線が命中。タッコングの一か所から火花がプシューと噴き出してから爆散する。爆散前のひと工夫が嬉しい。

    ・MATに復帰できた郷。坂田も一緒に流星2号を作りたいと言ってくれた。MATがオフの日は自動車工場に来れることに。アキが差し出してくれたハンカチで涙を拭う郷。

     以降のウルトラシリーズで、人間がウルトラマンの力を借りて変身する作品においては、この慢心→変身不能→改心→変身というフォーマットがしばしば使われるようになった。

    cf.)『ウルトラマンダイナ』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6682150.html

    cf.)『ウルトラマンコスモス』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6751477.html

    cf.)『ウルトラマンマックス』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6669311.html

    cf.)『ウルトラマンゼット』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6433016.html

     タッコングは『ウルトラマンタイガ』(2019)第22話で新造形として復活している。丸っこくてかわいいフォルムなので、今後も登場が期待され、人気が上がる可能性大の怪獣だ。

    cf.)『帰ってきたウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6315068.html

    [参考]
    DVD『帰ってきたウルトラマン』©1971円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/帰ってきたウルトラマンの登場怪獣
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     『帰ってきたウルトラマン』(1971)第11話「毒ガス怪獣出現」。この回は金城哲夫が脚本を書いたウルトラシリーズ最後の1本だ。

     『ウルトラQ』(1966)、『ウルトラマン』(1966)、続く『ウルトラセブン』(1967)で脚本を務めた金城哲夫。脚本家でありながらプロデューサー的業務も精力的にこなして第1期ウルトラシリーズ創出に貢献した金城哲夫は、『マイティジャック』(1968)や『怪奇大作戦』(1968)の不振を受け、1969年に円谷プロを退社し、沖縄に帰郷。沖縄芝居を書いたり、ラジオやテレビ番組の司会などをしていた。


     1971年、『帰ってきたウルトラマン』の企画が進む中、プロデューサーの満田かずほが金城にオファー。「気晴らしにもなるから」と上京を促し、1本脚本を依頼した。金城は馴染みの旅館「はなぶさ」にこもって第11話「毒ガス怪獣出現」を書き上げた。


     旧日本軍が開発した毒ガス・イエローガス。山中に廃棄されていた毒ガスを食べてしまった怪獣モグネズンが毒ガスを吐きながら暴れ回る。防衛チームMATの隊員である岸田は、自身の父がその毒ガスの開発者だったことを知る。しかも、岸田の兄はそれを知って自殺していた。岸田家の因縁を背負って重苦しい表情で憑りつかれたように怪獣に挑んでいく岸田は負傷し、倒れる。ウルトラマンも毒ガスに苦しみながら闘い、MATの助けもありやっとの思いで怪獣を倒す。

     上原正三は、この脚本にはかつての金城の伸びやかさがないという。毒ガスへの恐怖や苛立ちをそのままぶつけたような作品だった。

     毒ガスを素材にしたのには理由があった。金城が沖縄に帰郷した1969年7月、アメリカ軍が沖縄に神経ガスを貯蔵していることが露見したのだ。当時、泥沼化していたベトナム戦争で実際に使用されているとの噂もあり、大騒ぎになった。

     毒ガスの問題は過去の遺物ではない。旧日本軍が中国で捨てたり埋めたりした毒ガス兵器がもとで被害を受けた者は今もおり、裁判にもなっている。現代にも尾を引く大問題なのだ。

     スペシウム光線はガスを炎上させるために放たれ、モグネズンへのトドメにはスピンキックが使われる。怪獣を爆散させないのは毒ガスの拡散を防ぐという物語上の展開も然ることながら、毒ガス問題がカタルシスでスッキリと終われない問題であることも示唆しているのではないだろうか。

     さて、敢えて穿った見方をしてみれば、岸田隊員やウルトラマンは金城哲夫自身(実際に変身するのは郷隊員だが)。岸田の父は「オヤジ」と呼ばれ1970年に逝去した円谷英二。イエローガスは資本主義、といったところだろうか。資本主義の荒波に飲まれ、身を削るようにして作品を作り出し、疲れ果ててしまった金城は、純粋に作品を楽しんで作れなくなってしまった。「特撮の神様」と呼ばれ、失敗は許されなかった円谷英二。こう考えると、2人の天才の悲しみが連想されるような回でもあるのだ。

    cf.)『帰ってきたウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6315068.html

    [参考]
    DVD『帰ってきたウルトラマン』©1971円谷プロ
    『金城哲夫 ウルトラマン島唄』著:上原正三 出版:筑摩書房
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     1971(昭和46)年に放送された『帰ってきたウルトラマン』は当初、初代『ウルトラマン』(1966)の完全な続編として構想されていた。生前の円谷英二が「世の中いろんなもの(用心棒や座頭市など)が帰ってくるから、ウルトラマンもそろそろ帰ってこさせようか」と言ったことから企画が始まったとされている。

     円谷プロの満田かずほと田口成光によって書かれた企画書「特撮怪獣シリーズ/続・ウルトラマン」は、『ウルトラマン』から約30年後の世界に、ウルトラマンが帰ってくるという内容。科学特捜隊を引退した ムラマツやハヤタが登場し、ウルトラマンと一体化したバン・ヒデキ(晩日出輝)がベーターカプセルで変身するなど、初代『ウルトラマン』を強く意識した内容であった。しかし、当時は第一次怪獣ブームが沈静化していたため、テレビ局からはなかなか製作のGOサインが出なかった。

     そんな折、1970年に円谷英二が急逝。長男の円谷一がTBSを退社し、円谷プロ社長に就任、ウルトラマンの復活に着手することになる。円谷一は、TBSのプロデューサー・橋本洋二らと話し合いを繰り返し『帰ってきたウルトラマン』のタイトルで企画内容を再検討。主人公のバン・ヒデキが北海道のカドクラ牧場で働いているという設定だった。

     さらに、メインライター・上原正三と橋本洋二プロデューサーの間で内容が詰められ、自動車工場で働く主人公・郷秀樹、彼を取り巻く坂田兄妹の存在、防衛チームMATの設定などが考えられた。

     作家主義の橋本は「人間ドラマを重視したい」という意向で、「主人公が命懸けの努力をすることでウルトラマンへの変身が可能となり、鮮やかに事件を解決する」というストーリー展開を打ち出す。これを受け、上原正三は崇高な初代『ウルトラマン』との差別化として、当時流行していた『柔道一直線』に見られるようなスポ根路線を採り入れた。これにより、組織や戦いの中で、未熟な若者が鍛えられ成長していく様子が多く描かれた。これは後に「人間ウルトラマン」と評されることになる。

     帰ってきたウルトラマン(後年ジャックと呼ばれることになる)のデザインは当初、初代ウルトラマンが帰ってくるのため、初代と同じであったが、円谷プロ営業部が「商品化権販売の点でメリットが薄い」と指摘。当時営業課長だった末安正博の手で、ウルトラマンの赤いボディカラーに二重線を引いたラフ画をもとに着ぐるみが製作され、これを使用して撮影が開始された。しかし、「以前のウルトラマンと見た目が変わらない」という意見が多く出たため、急遽デザインを修正。新たなスーツで撮り直しとなった。マスクは開米プロとヒルマモデルクラフトが製作。初代マンのCタイプを原型とし、若干吊り目となっている。また、着脱のし易さを重視し手袋やブーツの裾が明確に露出している。

     ジャックの名称に関しては、1984年の映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』で「ウルトラマンジャック」の名で正式に統一されるが、それまでは「ウルトラマン2世」や「新マン」
    「帰マン」「帰りマン」などが混在していた。因みに、「ジャック」という名は、『タロウ』(1973)の企画段階で一度挙がった名前でもあるが、当時社会問題となっていたハイジャックなどを連想させる語として見送られていた。

     夕陽の中で闘う姿が印象的で、後の作品でオマージュされるときは夕陽とセットのシーンも多く、『ウルトラマンタイガ』(2019)第10話「夕映えの戦士」はその最たるものである。近年のウルトラシリーズの特撮最前線で活躍するクリエイターたちは、第2期ウルトラシリーズの1作目となったこの『帰ってきたウルトラマン』のファンが多く、今後の作品への影響も計り知れないものがある。

    cf.)前作『ウルトラセブン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6375058.html

    cf.)ウルトラマン復活の機運を高めた『ウルトラファイト』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6137165.html

    cf.)次作『ウルトラマンエース』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5915827.html

    [参考]
    『ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』DeAGOSTINI.編©TSUBURAYA PRODUCTIONS
    https://ja.wikipedia.org/wiki/帰ってきたウルトラマン
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    ===帰ってきたウルトラマンクレジットメモ===


     

    『帰ってきたウルトラマン』

     

    ◆第1話「怪獣総進撃」ヘドロ怪獣ザザーン、凶暴怪獣アーストロン、オイル怪獣タッコング登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三


    ※ウルトラマンの声を演じているのは国分という役者。

    ※アーストロンもタッコングも遠矢孝信が演じた。

     

    ◆第2話「タッコング大逆襲」オイル怪獣タッコング登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三

    ※『ゴジラ』シリーズで有名な本多監督はこの後、『ミラーマン』や東宝製作の『流星人間ゾーン』も手掛けている。

    ※遠矢孝信はミニチュアの勝鬨橋に座り、「コラー」と怒られた。

     

    ◆第3話「恐怖の怪獣魔境」岩石怪獣サドラ、地底怪獣デットン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


    ※デットンに入っていたのは菊池氏主催のアクションチームJFAの國麿氏。

    ※デットンの着ぐるみは、アトラク用に改造されたテレスドンの流用。

    ※サドラの出現シーンだけは、中に助監督・東條昭平が入っている。

     

    ◆第4話「必殺!流星キック」古代怪獣キングザウルス三世登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


    ※郷は平井峠で特訓した。

     

    ◆第5話「二大怪獣東京を襲撃」地底怪獣グドン、古代怪獣ツインテール登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:藤田進(岸田長官)、佐原健二(佐川参謀)


    ※ツインテールには日大芸術学部の森平君という菊池氏の後輩が入っている。


     

    ◆第6話「決戦!怪獣対マット」地底怪獣グドン、古代怪獣ツインテール登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:藤田進(岸田長官)、佐原健二(佐川参謀)


     

    ◆第7話「怪獣レインボー作戦」透明怪獣ゴルバゴス登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三

    ゲスト:高野浩幸(次郎の友達のひとり)


     

    ◆第8話「怪獣時限爆弾」爆弾怪獣ゴーストロン登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光


    ※ゴーストロンはアーストロンを改造したもの。

     

    ◆第9話「怪獣島SOS」古代怪獣ダンガー登場

    監督:本多猪四郎  脚本:伊上勝


    ※島の位置、実際にはミクロネシアのモーキル島がある。

     

    ◆第10話「恐竜爆破指令」化石怪獣ステゴン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


     

    ◆第11話「毒ガス怪獣出現」毒ガス怪獣モグネズン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:金城哲夫

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)


    ※この放映の2年後(昭和48年)、終戦間際の毒ガス製造判明を受け全国調査が行われた。

    ※横転するとき、ウルトラマンの股間が燃えている。

     

    ◆第12話「怪獣シュガロンの復讐」音波怪獣シュガロン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:上原正三

    ゲスト:久万理由香(静香)


    ※久万理由香の姉は真理アンヌ。

    ※シュガロンはダンガーを改造したもの。

     

    ◆第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」津波怪獣シーモンス、竜巻怪獣シーゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:小林昭二(マグロ漁船海神丸・高村船長)、新村礼子(高村の娘・陽子)、向井淳一郎(自衛隊指揮)、幸田宗丸(保険会社調査員・木島)、きくち英一(船頭)


    ※シーゴラスを遠矢孝信が、シーモンスを森平君が演じている。遠矢孝信はシーモンスにも入っている。

     

    ◆第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」津波怪獣シーモンス、竜巻怪獣シーゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三


    ※二大怪獣の歌は小林昭二が自分で作曲した。

    ※夫婦怪獣では、日活の『大巨獣ガッパ』(1967)が有名。


     

    ◆第15話「怪獣少年の復讐」吸電怪獣エレドータス登場

    監督:山際永三  脚本:田口成光

    ゲスト:高野浩幸(史郎)


     

    ◆第16話「大怪鳥テロチルスの謎」始祖怪鳥テロチルス登場

    監督:山際永三  脚本:上原正三

    ゲスト:石橋正次(松本三郎)


    ※石橋正次は『飛び出せ青春』『アイアンキング』で有名。歌も出し『夜明けの停車場』がヒットした。

     

    ◆第17話「怪鳥テロチルス東京大空爆」始祖怪鳥テロチルス登場

    監督:山際永三  脚本:上原正三


     

    ◆第18話「ウルトラセブン参上!」宇宙大怪獣ベムスター登場

    監督:鍛冶昇  脚本:市川森一

    ゲスト:南廣(梶キャプテン)、立花房子(梶の妻)


    ※宇宙ステーションには『80』でイトウ順吉チーフを演じた大門正明がいる。

    ※郷が休んでいた喫茶店のカウンターに『エース』の今野隊員が。

    ※航空機事故の緊急特番でオンエアが1週間延びた。

    ※セブンに入っていたのはJFAの望月君。

     

    ◆第19話「宇宙から来た透明大怪獣」忍者怪獣サータン登場

    監督:鍛冶昇  脚本:上原正三


    ※サータンは体重1万5千tと思われる。

    ※インコの名前はザロン。

    ※バッターボックスには長嶋。みんなは怪獣サータンがいるのに気付かない。

     

    ◆第20話「怪獣は宇宙の流れ星」磁力怪獣マグネドン登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)


    ※ダム決壊を止めるところで、ウルトラマンのカラータイマーが一瞬赤になる。

     

    ◆第21話「怪獣チャンネル」電波怪獣ビーコン登場

    監督:筧正典  脚本:市川森一


    ※訓練機と旅客機の衝突シーンは『セブン』「北へ還れ!」の流用。

    ※オシャレな郷の部屋:応接セット、机にウイスキー、壁に洋画。

     

    ◆第22話「この怪獣は俺が殺る」プラスチック怪獣ゴキネズラ登場

    監督:山際永三  脚本:市川森一

    ゲスト:三谷昇(ピエロのサンドイッチマン)



    ◆第23話「暗黒怪獣星を吐け!」カニ座怪獣ザニカ、暗黒怪獣バキューモン登場

    監督:山際永三  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:天本英世(天文研究所所長)


    ※町中にチンドン屋がいた。丘はミニスカ姿でアパートを訪問。

     

    ◆第24話「戦慄!マンション怪獣」マンション怪獣キングストロン、宇宙小怪獣クプクプ登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:大村千吉(管理人)


    ※明夫の母、スカーフ&ミニスカートで出掛け、パンタロンで帰ってくる。

    ※明夫の家は両親が共働き。

    ※菊池英一はこの回でウルトラマンとして初めてトランポリンを使用した。

     

    ◆第25話「ふるさと地球を去る」隕石怪獣ザゴラス登場

    監督:冨田義治  脚本:市川森一


    ※「じゃみっこ」は実際に秋田弁にあり、「全く育たない稚魚」のことを言う。

    ※分譲マンション価格は1500万円。

     

    ◆第26話「怪奇!殺人甲虫事件」昆虫怪獣ノコギリン登場

    監督:筧正典  脚本:上原正三


     

    ◆第27話「この一発で地獄へ行け!」八つ切り怪獣グロンケン登場

    監督:筧正典  脚本:市川森一

    ゲスト:沢村忠(沢村)


    ※屋台ラーメン、一杯120円。

    ※ジムの中の書「攻撃は最大の防御」。

    ※この回からウルトラマンの手袋にあった赤いラインがなくなる。

    ※ノコギリンの手のノコギリは、助監督が手で回していた。

     

    ◆第28話「ウルトラ特攻大作戦」台風怪獣バリケーン登場

    監督:山際永三  脚本:実相寺昭雄

    ゲスト:天草四郎(刑事)、池田忠夫(村長)、吉原正皓(漁師)


    ※ウルトラマンがブレスレットを右腕にしているシーンがあるが、これはフィルム裏焼きのため。

    ※ウルトラマンの飛び人形にはブレスレットがない。

     

    ◆第29話「次郎くん怪獣に乗る」やどかり怪獣ヤドカリン登場

    監督:山際永三  脚本:田口成光

    ゲスト:坂本新兵(よし子の父)


    ※坂本新兵は伝説の子ども番組「ピンポンパン」に出演、「シンペイちゃん」の愛称で親しまれた。

    ※ヤドカリンの背中の宇宙ステーションはこの後、『仮面ライダー』の特写に使われた。

     

    ◆第30話「呪いの骨神オクスター」水牛怪獣オクスター登場

    監督:真船禎  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:大泉滉(エセ民俗学者・前田)、巌金四郎(松山老人)


    ※大泉滉は『ウルトラQ』にも。『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』では2回ずつ出演している。

     

    ◆第31話「悪魔と天使の間に…」囮怪獣プルーマ、宇宙怪人ゼラン星人登場

    監督:真船禎  脚本:市川森一


    ※この回を観た女子高生が、感激したという投書を朝日新聞に投稿した。

     

    ◆第32話「落日の決闘」変幻怪獣キングマイマイ登場

    監督:大木淳  脚本:千束北男

    ゲスト:松原和仁(野原太郎)、谷村昌彦(野原作太)、浜村純(町田駐在)


    ※浜村純は『怪奇大作戦』第7話で鬼島竹彦を演じた。

    ※ロケ地は秩父。

    ※キングマイマイの糸はセメダインを伸ばして綿飴状にしたもの。

     

    ◆第33話「怪獣使いと少年」巨大魚怪獣ムルチ、宇宙調査員メイツ星人登場

    監督:東條昭平  脚本:上原正三

    ゲスト:梅津栄(メイツ星人に暴行する群衆のひとり)


    ※商店街には小田急線の祖師谷商店街が使われている。

    ※視聴率は24.0%。アクションをワンカットで撮った特撮監督は大木淳。

     

    ◆第34話「許されざるいのち」合成怪獣レオゴン登場

    監督:山際永三  原案:小林晋一郎  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:清水幹生(水野一郎)


    ※ストーリー原案と怪獣デザインを書いた小林晋一郎は当時高校生。

    ※伝説のユニット・PYGによる挿入歌『花・太陽・雨』が回想シーンで使われている。

    ※ウルトラマンのカラータイマーが赤になるが、点滅しない。

     

    ◆第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」光怪獣プリズ魔登場

    監督:山際永三  脚本:朱川審

    ゲスト:エフ・ボガート(助けられた外人)


    ※キラキラしたものは雲母。

     

    ◆第36話「夜を蹴ちらせ」吸血宇宙人ドラキュラス登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:高田稔(鈴村四郎)、戸部夕子(鈴村みどり)、野村明司(神田刑事)


     

    ◆第37話「ウルトラマン夕陽に死す」用心棒怪獣ブラックキング、暗殺宇宙人ナックル登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:成瀬昌彦(ナックル星人)


    ※ナックル星人には遠矢孝信が、ブラックキングにはJFAの有川君が入っている。

     

    ◆第38話「ウルトラの星光る時」用心棒怪獣ブラックキング、暗殺宇宙人ナックル登場

    監督:冨田義治  脚本:上原正三

    ゲスト:黒部進(ハヤタ)、森次浩司(ダン)、岩崎和子(村野ルミ子)



    ◆第39話「冬の怪奇シリーズ 20世紀の雪男」雪男星人バルダック星人登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光

    ゲスト:梶三和子(片岡洋子)、和田周(津村秀男)


    ※1972年の1月7日に放映された新春第一弾。

    ※村野家の机には山積みのミカン。

     

    ◆第40話「冬の怪奇シリーズ まぼろしの雪女」雪女怪獣スノーゴン、冷凍怪人ブラック星人登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:岩崎和子(村野ルミ子)


    ※ウルトラマンのブレスレットが右腕に。これもフィルム裏焼きのため。

    ※ウルトラマンがバラバラになるシーンでは、古いスーツをちぎったものを使っている。

     

    ◆第41話「バルタン星人Jrの復讐」宇宙忍者バルタン星人Jr、ロボット怪獣ビルガモ登場

    監督:佐伯孚治  脚本:長坂秀佳

    ゲスト:斎藤信也(ススム少年)


    ※このバルタンはウルトラファイトで使ったものの改造。

    ※ウルトラマンの足が燃える。

     

    ◆第42話「富士に立つ怪獣」蜃気楼怪獣パラゴン、宇宙怪人ストラ星人登場

    監督:佐伯孚治  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:柳谷寛(駐在)


    ※柳谷寛はこの後『80』42話の大谷町の老人と『ダイナ』9話のふるべ村の乙吉老人を演じている。

    ※パラゴンには2人で入る。前が有川君、後が遠矢氏。

     

    ◆第43話「魔神月に咆える」魔神怪獣コダイゴン、発砲怪人グロテス星人登場

    監督:筧正典  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:本山可久子(伊吹葉子)、加地健太郎(グロテス星人・人間態)


    ※コダイゴンの刀はバルサで出来ていた。

    ※特撮の現場では打ち合わせ不足が原因で誤爆があり、菊池氏が怒った。

     

    ◆第44話「星空に愛をこめて」燐光怪獣グラナダス、宇宙牛人ケンタウルス星人登場

    監督:筧正典  脚本:田口成光


     

    ◆第45話「郷秀樹を暗殺せよ!」電磁波怪人メシエ星雲人、鼠怪獣ロボネズ登場

    監督:鍛冶昇  脚本:斎藤正夫

    ゲスト:川崎純子(白鳥エリカ)、高野浩幸(次郎の友人・三平)


    ※メシエ星雲人には高山君という新人が入っている。

     

    ◆第46話「この一撃に怒りをこめて」ブーメラン怪獣レッドキラー、宇宙参謀ズール星人登場

    監督:鍛冶昇  脚本:田口成光

    ゲスト:多々良純(紙芝居屋・ズール星人)


    ※予告のナレーションが名古屋章ではなくなっている。

     

    ◆第47話「狙われた女」人魂怪獣フェミゴン登場

    監督:佐伯孚治  脚本:石堂淑朗

    ゲスト:葦原邦子(丘の母)


    ※葦原邦子は戦前は宝塚のトップスターだった。ケンちゃんシリーズの母親役で有名。

    ※ウルトラマンのカラータイマーの光が一瞬消える。目の光も一瞬消える。

     

    ◆第48話「地球頂きます!」なまけ怪獣ヤメタランス、宇宙怪人ササヒラー登場

    監督:佐伯孚治  脚本:小山内美江子

    ゲスト:不破万作(泥棒)


    ※顔の斑点は助監督がサインペンで書いた。

     

    ◆第49話「宇宙戦士その名はMAT」銀河星人ミステラー星人(善・悪)

    監督:松林宗恵  脚本:伊上勝

    ゲスト:岩崎和子(村野ルミ子)、村上不二夫(ミステラー星人・善)


    ※松林宗恵は東宝で戦記ものなどを撮っていた巨匠。

     

    ◆第50話「地獄からの誘い」原始地底人キング・ボックル登場

    監督:松林宗恵  脚本:斎藤正夫

    ゲスト:佐原健二(佐竹参謀)、八木孝子(小泉チドリ)


    ※アイヌの伝説の妖精・コロボックルと関係ありか。

    ※ウルトラマンの声は村越さんという声優が演じている。

     

    ◆第51話「ウルトラ5つの誓い」宇宙恐竜ゼットン二代目、触覚宇宙人バット星人登場

    監督:本多猪四郎  脚本:上原正三


    ※最高視聴率29.5%をマーク。

    ※菊池英一がMATの通信隊員役を演じている。

    ※結婚式の夢のシーンで、伊吹に耳打ちする男を遠矢孝信が演じている。

    ※バット星人に入っているのは斎藤君。遠矢氏が「もう少しうまく動けないか」と言うと落ち込んでしまった。

    ※ウルトラマンを投げ飛ばす時、遠矢氏はぎっくり腰になってしまい、打ち上げに行けなかった。

    ※ウルトラハリケーンのとき、ゼットンの影がホリゾントに移っている。

     

    【総括】

     

    ☆あれこれ

    ※マットビハイクルは「コスモスポーツ」

    ※ウルトラマンのスーツは1カ月に1回のペースで新調していた。

    ※光学撮影の中野稔の息子は日大の芸術学部の出身。卒論テーマは「ヌイグルミスター研究」。

    ※菊池英一の一番好きな怪獣はツインテール。

    cf.)『帰ってきたウルトラマン』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6315068.html

    [参考]
    DVD『帰ってきたウルトラマン』©1971円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/帰ってきたウルトラマン

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