『ウルトラマンコスモス』(2001)第3話「飛べ!ムサシ」はスピットル登場回。脚本は長谷川圭一。監督は根本実樹。特技監督は佐川和夫。
・テックサンダー4号のテスト飛行で飛行技術の高さを認められ、4号はムサシの専用機に。
・午後は掃除。夜は研修およびデータの整理。新人の仕事らしい。かったるそうな態度で掃除するムサシ。
・スピットル出現。おとなしい怪獣だからといって、勝手に麻酔弾を撃とうと接近するムサシ。しかし、おとなしいはずのスピットルが攻撃してきた。
・テックサンダー4号のテスト飛行で飛行技術の高さを認められ、4号はムサシの専用機に。
・午後は掃除。夜は研修およびデータの整理。新人の仕事らしい。かったるそうな態度で掃除するムサシ。
・スピットル出現。おとなしい怪獣だからといって、勝手に麻酔弾を撃とうと接近するムサシ。しかし、おとなしいはずのスピットルが攻撃してきた。
・麻酔弾は外れ、シノブとドイガキの搭乗機が攻撃を受けてしまい、緊急着陸。
・コスモスの力で解決しようとするが、変身できない。スピットルには逃げられてしまう。
・基地でフブキに殴られるムサシ。「このバカがっ!」
・「勝手な行動しやがって。ピンチになれば奇跡が起こるとでも思ったか。ウルトラマンが来るとでも思ったか。あぁ?」凄い形相で迫るフブキ。これは怖い。
・任務から外され、落ち込むムサシ。コスモスに変身できなかった理由も分からない。その様子を見て問い掛けるヒウラ隊長。「ムサシ、大切なのは、真実を見極める眼だ。それがチーム・アイズには必要だ。」
・鏑矢諸島に立ち寄り、初心に還ろうとするムサシ。イケヤマ管理官と話す。電磁シールドのメンテナンス中に発生する超低周波が嫌いで洞窟に籠るリドリアスの話になり、今回の件に音が絡んでいると思い当たる。
・反省の弁を述べ、もう一度任務に当たらせてほしいと望むムサシ。スピットルの本当の心を知りたい。。。だがムサシの処分は解かれなかった。
・スピットルが凶暴化した理由を探っていると、地中に卵を発見。
・卵を守るため神経質になり、航空機のジェット音などあらゆる嫌いな音を消そうとしていたことが判明。次の狙いは空港だ。
・狙われる新都第三空港。全ての航空機の離発着の中止を要請。だが、1便だけエンジントラブルで空港に着陸せざるを得ない航空機が。出動許可を得たムサシは4号機で囮役を買って出、見事スピットルの注意を逸らす。
・スピットルのエリマキが開き、顔が剥き出しに。ひょうきんな顔だった。
デザインは祖蔵宝太郎。この祖蔵宝太郎というのは、現場の絵コンテチームのペンネーム。
・4号機が攻撃を受けてしまう。するとコスモスの声が。「ムサシ、救うのだ。その力で、その心で!」
・コスモス登場!CG着地カット。
・ムーンリバースパイク。光の壁でスピットルの攻撃を防ぎつつ、光の壁でスピットルを覆ってしまった。
・コスモスがスピットルを支え、「撃て。」
フブキが麻酔弾を発射し、後頭部の中枢神経に見事命中。眠らせ、捕獲に成功する。
・オレンジジュースで乾杯するチーム・アイズ一同。一同会話中もどんどん飲むドイガキ。
新人にありがちな情熱と勢いだけで突っ走って失敗するパターンを描いた上で、怪獣保護がいかに難しく、繊細な作業を要するかを示した。本作が従来のシリーズより怪獣に寄り添うものであることを印象付けた回。単純な主人公の慢心による変身不能回というわけではないという点も押さえておきたい。
それにしてもフブキの叱咤は凄まじい勢いだった。パワハラが叫ばれている昨今なら一発で告発され、処分されていたところだ。
cf.)『ウルトラマンコスモス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5982670.html
cf.)変身不能回の原点『帰ってきたウルトラマン』第2話はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6441050.html
cf.)『ウルトラマンダイナ』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6682150.html
cf.)『ウルトラマンマックス』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6669311.html
cf.)『ウルトラマンゼット』の変身不能回はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/6433016.html
[参考]
DVD『ウルトラマンコスモス』©2001円谷プロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマンコスモス
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマンコスモスの登場怪獣
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