たかの特撮ブログ

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ウルトラシリーズを軸に
特撮関連の記事を書いています。

    カテゴリ:ウルトラマン > ウルトラマンネクサス


     『ウルトラマンネクサス』(2004)で西条凪役を演じた佐藤康恵。『牙狼〈GARO〉』(2005)第16・18・19話に出演していた。 役名は邪美(じゃび)。主人公の鋼牙の幼馴染で魔戒法師。凪と同じでツンツンしているが、ツンは凪よりもマイルド。むしろ鋼牙の幼馴染ということでデレの方が垣間見える印象だった。

     バレエで培った柔軟性を生かしたアクションや、旗を使ったアクションにも挑戦しており、物語の進行にとって重要な役どころを演じている。敵の不意打ちを食らってあっさりと爆散。退場してしまうが、実は生きていたことが後のシリーズで判明する。

    因みに、佐藤康恵は『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010)でラン・ナオ兄弟の母親・ミナ役を演じている。


    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html

    [参考]
    DVD『牙狼〈GARO〉』©ProjectGARO
    https://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤康恵
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     ウルトラシリーズ史上、最も暗いとされる『ウルトラマンネクサス』(2004)。

     「ネクサス」(nexus)とは「絆」の意。「人と人との絆」をテーマに、希望・絆・進化といったファクターで新しいウルトラマン像を描いた作品である。

     この物語の主人公・孤門一輝は最終回まで変身しない。ウルトラマンに変身できる素質のある者は適能者(デュナミスト)と呼ばれ、第一のデュナミストの物語は映画『ULTRAMAN』で、第二以降のデュナミストの物語がこの『ネクサス』で語られている。

     視聴率的には失敗だったようだ。初回こそ5%台を記録したものの、その後は2 - 3%台に急落し、1%台の回もあったようだ。理由としては、夕方から朝の枠に変更になったことに加えて、低年齢層の視聴者が離れてしまったからだと言われている。なぜか。

     以下でその理由を3つ挙げてみよう。

    1、怪獣がグロテスク。そして描写が怖い。『ネクサス』に登場する怪獣はスペースビーストと呼ばれ、宇宙から来たものとされている。彼らは人間の「恐怖」の感情を食料とするため、人間を捕食しては増殖していく。人間がビーストに捕食されるシーンが何度かあるが、まさかあそこまでやるとは・・・というシーンもある。


    2、街の破壊など、円谷プロの伝統であるミニチュアを駆使した派手な特撮が少ない。
    これは予算的な問題で、それまでの赤字が続いた経緯から、1話3000万以上掛けていた予算が1000万程に削られたそうだ。苦肉の策か、設定としてはウルトラマンが人知れず闘うために亜空間「メタ・フィールド」を張り、通常はその中でビーストと闘う、となっている。

    3、ヒロインの悲劇。昭和のウルトラマンでもヒロインが死ぬことは何度かあったが、この『ネクサス』ではもっと残酷な運命がヒロインを襲うことになる。大人でも初見のときは暗くなる人もいるかもしれない(何度も観ていれば慣れてしまうが)。

     「ヒロインの部屋に飾られた大量の不気味な絵」「怪獣の攻撃で両親を殺されたうえに両親の身体を操られて捕らわれる少女」など、一部の場面について朝日新聞の記事で批判されたこともある。

     子どもが観たときにトラウマになりかねない表現が問題となったようだ。

     以上3点が大きな理由と考えられる。低年齢層の視聴者が離れたことにより、必然的にグッズ販売の方も不振となり、当初予定されていた全50話は全37話に削減された(他にDVDに収録されているスペシャルエピソードもある)。

     この作品をひとことで表現するなら、「悲壮」。とくに前半戦は観ていてかなり辛くなってしまう。

     しかしながら・・・
    あのとき子どもだった人たちには、大人になってからもう一度観てほしいと思う。なぜなら、この作品の価値は大人になってからでないと分からないからだ。絶望を越えた先に希望の光を見出すデュナミストたち。そして怒涛のクライマックス、最終回で遂に変身を果たす孤門。

     また、『ウルトラマンエックス』(2015)第20話「絆-Unite-」ではエックスとの共演も果たし、メタ・フィールドの再登場が話題を呼んだ。孤門役だった川久保拓司も友情出演している。

    cf.)「絆-Unite-」についてはこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5931940.html


     『ネクサス』は今なお名作と呼んで愛するファンも多く、ウルトラシリーズの中で異彩を放っている作品である。


    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html

    [参考]
    DVD『ウルトラマンネクサス』©2004円谷プロ・CBC
    Blu-ray『ウルトラマンエックス』BOX2©︎円谷プロ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマンネクサス

     『ウルトラマンネクサス』にはネクサスの対をなす悪の巨人が登場する。

     まずはダークファウスト。変身する斎田リコは主人公・孤門一輝の恋人。実は最初から死んでいた存在であったことが後に判明する、難しい役柄を演じたのは中丸シオン。
     左右非対称のデザインが印象的なダークファウトのモチーフはピエロだ。デザインを担当した丸山浩は「詳しい設定を聞かされておらず、造型段階で女性が変身することを知って、マスクに中性的なイメージを持たせることによって対応した」と語っている。

     次にダークメフィスト。変身する元隊員・溝呂木眞也を演じたのは俊藤光利。後の『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』でのクマノ役としても有名。
     ダークメフィストのモチーフは死神。背骨や肋骨をイメージした白いラインが入っている。デザイン担当の丸山浩は漫画『北斗の拳』に出てくるラオウのように、額が割れているマスクデザインを考案した。
     丸山浩は「メフィストが味方になったときに目を発光させる」つもりだったが、そのアイデアはメフィストツヴァイに受け継がれ、「より凶悪な敵」としてツヴァイの目が赤く発光する設定となった。

     脚本段階では、第三の暗黒巨人が登場していた。その名も「ルシフェル」。酉澤安施が描いたルシフェルのデザイン画では、首の左右にファウストとメフィストのマスクが配置され、映画『ULTRAMAN』に登場したビースト・ザ・ワンの要素も採り入れ背中に突起を持たせている。黒を素体とし全身に赤いラインが走るが、青いラインのバージョンも検討されていたという。残念ながら幻の存在となってしまった。

     最後に登場するダークザギ。変身するのは石堀光彦隊員。演じたのは加藤厚成。後に『ウルトラマンメビウス』でのヒルカワ役や、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』でのダイル役でもお馴染み。ダークザギは「ウルトラマンノアにライバルがいた方が、イベント展開上分かりやすい」というバンダイの要望で製作された。バンダイ側の提案により、背中のノア・イージスという翼のようなパーツを取って、全身を黒くしたノアに、赤いラインを加え、微調整を施し完成した。設定もノアの対であり、製作もノアがベースだったのだ。まさに「光あるところ、闇あり」である。

    ↓ウルトラマンノア。後に映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でゼロにウルティメイト・イージスを授けている。


    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html

    [参考]
    『ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』DeAGOSTINI.編©TSUBURAYA PRODUCTIONS

     ウルトラマンネクサスのデザインにおける最大の特徴は、その頭部である。穿った見方をするとおかっぱ頭のように見えなくもないこの頭部、これは「日本の兜」をイメージした丸山浩のデザインである。

     突起のある形状は、撮影では危険なため、マスクやスーツの素材には、柔らかい「スキンフレックス」という素材が使われている。また、マスクの覗き穴を、目の下部ではなく、上部に設置し、頭が大きく見えてしまうのを避け、さらに目頭に溝を加えることで、全体のバランスを取っている。耳の部分は造型担当の開米プロ・香西伸介がデザインを強調し大ファンであるエルビス・プレスリーのもみあげに似せたという。

     また、ジュネッスやジュネッスブルーの胸や肩のパーツも、鎧や陣羽織をイメージして作られている。

     初見は違和感を持たれるようなデザインかもしれないが、何度も見ているうちに、これ以上ない程カッコよく見えてくるものである。


    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html

    [参考]
    『ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』DeAGOSTINI.編©TSUBURAYA PRODUCTIONS

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     『ウルトラマンネクサス』に登場する「スペースビースト」は、人間が抱く「恐怖」を食料とする。そんな恐ろしい設定の宇宙生物の全デザインを手掛けたのが、酉澤安施だ。


     「宇宙の怪獣は地球上の生物とは別に、独自の進化を遂げた生物」という解釈のもと、「生物の持つリアルな恐ろしさを追求する」というコンセプトに沿って、次々と不気味且つ醜悪な怪獣を誕生させていった。


     第1~4話に登場したペドレオンは『ウルトラQ』のゴーガへのオマージュ、と言われている。地上を這って移動する点が似ている。

     第9~10話に登場したラフレイアは『ウルトラマン』のガボラへのオマージュ。ラフレイアの大きな花弁が、ガボラの大きな襟にあたるわけだ。


     また、過去の着ぐるみから改造されたものも多い。

    バグバズン:『ネオス』のシルドバン
    ラフレイア:『ガイア』のレザイト
    ノスフェル:『コスモス』のバデータ
    アラクネア:『コスモス』のヤマワラワ、アルケラ、『ネオス』のザム星人(初代)
    フログロス:『コスモス』のタブリス、『ガイア』のボクラグ
    クトゥーラ:『ガイア』のマザーディーンツ
    バンピーラ:『コスモス』のカオスバグ
    リザリアス:『コスモス』のネルドラント
    バグバズンブルード:『コスモス』のアルケラ

     アラクネアに関しては、頭部はアルケラ、腕はザム星人、胴体はヤマワラワ、という3体の継ぎ接ぎがベースとなっている。


     再利用される怪獣は、『ネクサス』のスーツアクターが過去に着ていた怪獣たちの中から選ばれ、負担が少ない状態でアクションができるように考慮されていたようだ。

    cf.)『ウルトラマンネクサス』総論はこちら→http://ultra-7.blog.jp/archives/5869472.html


    [参考]
    『ウルトラマン OFFICIAL DATA FILE』DeAGOSTINI.編©TSUBURAYA PRODUCTIONS

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